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みんなのレビュー389件

みんなの評価3.6

評価内訳

389 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

村上主義者しか買わないか…

2020/08/18 08:09

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:コアラ - この投稿者のレビュー一覧を見る

ううむ,何年かぶりの短編集ということで購入。そして後悔。これって著者が村上春樹でなければ売れるだろうか?評者は一応ファンなので買いましたが,ううむ,これはひどい。芥川賞でも取るつもりなのだろうか,と思わせる作品集だ。とりわけ最後の「一人称単数」は,なんか学生の同人誌に載っていそうな作品だった。
著者の最良の作品は「羊をめぐる冒険」なのだろうか?
まぁ,誰も評者の批評なんか気にしないだろうから,好き勝手に罵詈雑言を書かせて頂きました。ちゃんと税金を払った残りのわずかな箇所分所得から支出して買いました。評者は村上主義者です。次回作に期待します。

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紙の本

単なる帰還ではない

2021/07/29 22:00

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ichikawan - この投稿者のレビュー一覧を見る

90年代半ばから村上春樹は代名詞的とさえいえる一人称から三人称への移行を試みた。短篇集とはいえ一人称に帰還したのはこれに一区切りついたということなのだろう。セルフパロディのような作品が目立つように見えるかもしれないが、老いを直視するなど、新たなフェイズに入ったのではないかと思わせる。

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紙の本

内容

2021/05/03 11:10

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投稿者:たっ君 - この投稿者のレビュー一覧を見る

「石のまくらに」文藝界2018.7。19歳の大学生の僕。年上の、艶やかな肌に包まれた彼女とのなまめかしい一夜。羨ましいと同時に、自分には二度とこういった夜は来ないことを初めて気づかされ、愕然とする。1987年、「ノルウェーの森」を会社の仲間たちで回し読みをしていた20代の頃の私には、こんなことも望めてたし、実際にあったりした。3分の1世紀の月日、人は老い月日は戻らない。「あれから長い年月が過ぎ去ってしまった。随分不思議なことだが(あるいはさして不思議なことではないのかもしれないけれど)、瞬く間に人は老いてしまう。僕らの身体は後戻りすることなく刻一刻、滅びへと向かっていく。目を閉じ、しばらくしてもう一度目を開けたとき、多くのものが既に消え去っていることがわかる。夜半の強い風に吹かれて、それらはー決まった名前を持つものも持たないものもー痕跡ひとつ残さずどこかに吹き飛ばされてしまったのだ。後に残されているのはささやかな記憶だけだ。いや、記憶だってそれほどあてにはなるものでない。僕らの身にそのとき本当に何が起こったのか。そんなことが誰に明確に断言できよう?」
「クリーム」2018.7
「チャーリーパーカー・プレイズ・ボサノヴァ」2018.7
2019.8「ウィズ・ザ・ビートルズ」のLPを抱えていたあの美しい少女も、あれ以来出会っていない。彼女はまだ、1964年のあの薄暗い高校の廊下を、スカートの裾を翻しながら歩き続けているのだろうか?今でも16歳のまま、ジョンとポールとジョージとリンゴの、ハーフシャドウの写真をあしらった素敵なジャケットを、しっかり大事に胸に抱きしめたまま。
「ヤクルト・スワローズ詩集」2019.8
「謝肉祭」2019.12
「品川猿の告白」2020.2僭越なお願いかもしれませんが、愛に関しまして、つたない私的な意見をひとつ述べさせていただいてよろしいでしょうか?
「一人称単数」あなたは多分私のことを存じ上げていないと思う。「恥を知りなさい」

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紙の本

タイトルも装幀もらしくない。中味はいつもの村上ワールド。

2020/11/03 22:33

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投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る

久しぶりの短編集。劇画タッチにも思える表紙と各小説のたたずまいがあまりに違ってちょっと驚く。小説は、過去を回想する男のモノローグ的な小品が並び、落ち着いたイメージ。ちなみに『東京奇譚集』に出てきた品川猿が再登場。鄙びた温泉町で幸せに暮らしていて、よかったと思う。他にも初期の小説『中国行きのスロウ・ボート』に繋がっているような物語もあったり、長く読んでいる読者にとってはいろいろ深読みできる一冊でもある。

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紙の本

どれも静かな雰囲気の感じられる好短編集だ

2020/11/03 15:27

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投稿者:まなしお - この投稿者のレビュー一覧を見る

8編の短編が収められている。2018年から2020年にかけて「文學界」に掲載された7編に書き下ろし1編を加えたものだ。私小説的に見えるものもいくつかあって、今までにない感じのものもある。文体はいつもの村上春樹だ。どれも静かな雰囲気の感じられる好短編集だ。

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紙の本

長編が読みたい

2020/09/01 05:28

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投稿者:もっと自由に - この投稿者のレビュー一覧を見る

村上春樹さんは、流石だなぁ、上手だなぁ、すごいなぁと思わせられますが、どうしても長編が恋しくなります。
次回作の長編がいつになるかのわかりませんが、楽しみに待ちながら、焦らずゆっくり短編を読んでいます。

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紙の本

2024/03/12 21:20

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投稿者:バベル - この投稿者のレビュー一覧を見る

村上春樹さんの多くの物語りに出てくる「僕」。その僕に今回も出会いました。村上春樹さんを重ね合わせて。

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紙の本

ふしぎ

2021/11/21 12:22

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投稿者:たかし - この投稿者のレビュー一覧を見る

村上春樹の文章はきれいなのに、発想がいろいろ不思議。そこが魅力的なんだけど、けっこう疲れる。そこも好き。

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紙の本

一人称単数

2021/06/29 20:28

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投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る

文芸誌『文学界』に掲載された短編7作に書き下ろし1作を加えた8作の短編集。表題作「一人称単数」が書き下ろしということで、この作品になにかメッセージがこめられているのかもしれない。
作品は全体的に、若い頃や子供のころを回想した作品が多いが、『羊をめぐる冒険』のような「青春との別れ」 といった作品ではない。淡々と過去を回想し、記憶にある過去と向き合っている感じと言うのだろうか。
表題作の「一人称単数」だが、この作品だけ「私」が語っている(他の作品は「僕」、「クリーム」のみ「ぼく」)という点でも他の作品と異なっている。
あらすじは村上春樹を思わせる男性が普段着慣れないスーツを着て、ネクタイを締めてバーに行き、「ウォッカ・ギムレット」を飲む。すると見知らぬ女性が現れて、「私」に全く理不尽な難癖をつける。
「洒落たかっこうをして、一人でバーのカウンターに座って、ギムレットを飲みながら、寡 黙に読書にふけっていること」
この難癖はまるで村上春樹の小説を「かっこつけてる」「海外風に気取っている」と難癖をつける人々のようだが、この女性は「私」の友達の友達であると名乗り、3年前にある「水辺」でしたことを許していない、と語り「恥を知りなさいと吐き捨てる。「私」はたまらず席をたち、店を後にして自分が何をしたのかを考えるが、何も思い当たらない。
この後半の「水辺」が何を意味しているのか、まったく見当がつかないと考えると、昨今のポリコレ運動のようなものかもしれない。執筆当時は問題なかった事柄を掘り返して、「政治的、道徳的」に検証する運動。一昔前は「100%の恋愛小説」に湧いていたのに、今では不必要なセックスを作品に盛り込み、女性を物語を進める上での道具のように使っているとの抗議が寄せられている事への、村上春樹なりの応答かもしれない。

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紙の本

珠玉の短編集

2020/09/26 17:26

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投稿者:とるまさ - この投稿者のレビュー一覧を見る

村上春樹ワールドをあちらこちらに堪能することができる短編集。
雑誌掲載時と単行本での読了後の感覚にかなり相違がある。
長編とは違う楽しみ方いつもできる。

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紙の本

阪神タイガースではなくヤクルトが好き

2020/09/10 15:39

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投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

『職業としての小説家』という自伝的エッセイの中で、村上春樹さんは自分は「長編小説作家」と見なしていると書いています。
 では短篇小説は嫌いかといえば、「好きだし、書くときはもちろん夢中」になっているとも書いていますが、「僕にとっては長編小説こそが生命線であり、短篇小説や中編小説は極言すれば、長編小説を書くための大事な練習場」ともあります。
 けれど、村上さんの愛読者の中には短篇小説の方が好きという人も当然いて、私もその一人ですが、練習場で一生懸命走っているのもいいのではないか、あるいは練習を終えてこれから長編小説にはいっていくんだなと予感するのも楽しみでもあります。

 おそらく2018年から2019年にかけて、村上さんは「また短篇が書きたくなってきたな」期にはいったのでしょう。
 この短編集に収録されている8篇の短篇のうち7篇はこの期間に文芸誌「文學界」に掲載されたもので、表題にもなっている「一人称単数」だけが書き下ろしである。
 この期間に村上さんは自身の父親について初めて書いた『猫を棄てる』というエッセイを発表(「文藝春秋」2019年6月号)しているが、ほぼ同時期に「「ヤクルト・スワローズ詩集」」という短篇も書いていて、その短篇でも父親とのことが綴られている。
 もちろんエッセイと小説では描かれている世界が違うが、とても興味をもった短篇だった。

 もう一篇気になったのは「謝肉祭(Carnaval)」という短篇。
 その中に学生時代の逸話として女の子からもらった連絡先を書いたメモをなくす話が書かれているが、それは初期の短篇小説「中国行きのスロウ・ボート」に出てきたエピソードにそっくりで、村上さんの短篇がまるで円のようにぐるりと回った感じがした。

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2020/08/01 20:35

投稿元:ブクログ

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2020/07/20 22:17

投稿元:ブクログ

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2020/07/19 19:25

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2020/07/23 07:48

投稿元:ブクログ

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