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そして、バトンは渡された みんなのレビュー
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電子書籍
感動!!とまではいかなかった
2022/01/11 01:00
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんきち - この投稿者のレビュー一覧を見る
優子ちゃんの境遇は見方によれば悲劇的だけど、本人自身はまったくスレてなくて、おまけにピアノが弾けてモテる。闇を抱えずに済んだのはそれぞれの場で「愛されていた」から。安全な場所で見守られ、あたたかいご飯を作ってくれるひとに恵まれたから。それ(血の繋がりを超えた愛。未来へ繋ぐ意志のような。)を描きたかったのだろうかと勝手に推測。
最後の終わり方からすると、森宮さんが1番愛を注ぎました、ということになるのだろうか?
でも優子ちゃんにとって、人生のキーマンはやっぱり梨花さんだよね。
登場人物が多すぎるのかキャラの立て方が弱いのか、どの人物へも感情移入することができず。。
すごく感動!!とまではいかなかったなぁ。
読み易い文章で、主旨の持っていき方に特徴がある作家さんだと認識。←瀬尾作品は初だったので、もっと早く読み方注意すべきだったかと反省
他の作品も読んでみたいです。
紙の本
バトンとは、命だったり家族だったり愛情だったり。
2020/10/26 05:11
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かしこん - この投稿者のレビュー一覧を見る
2019年本屋大賞受賞作。
私の好みは最近の本屋大賞に合わないかな・・・と思っていましたが、『流浪の月』はまぁまぁよかった。そんなときに「これ読む?」と仕事場で見せられたのが『そして、バトンは渡された』だった。
優子は幼い頃に母親を亡くし、父の海外赴任をきっかけに離れ離れ。その後も優子をめぐる家族の形は流転する。高校3年生となった今、血の繋がらないニ十歳年上の義父と二人暮らし。しかし優子には「自分はまったく不幸ではない」と感じている――。
びっくりするほど、登場人物はみなテンションが低い。
パッションとか情熱とか、そういうのとは縁遠くて地道で感情の起伏が乏しい(ある意味、安定している)。
そういう人たちの家族愛とか、恋愛とか・・・いいんだけど、盛り上がらない!
でもそういうローテンションな、できる限り言葉で表そうとする姿勢は、若い読者層には好ましく映るのではないか。
ひどい人と描かれる人は登場しないし(一部おバカな高校生はいるが、「高校生でこれ? 中学生じゃなくて?」と聞きたくなる幼稚なレベル)、大人にはひどい人がいるが、まず優子がひどいと思っていないのでひどいと描かれてはいない。
ただ、私はもうスレた大人なので、「あぁ、ファンタジーだなぁ」とつい思ってしまうだけ。
こういう世の中ならいいよね、と若い人には希望を持っていてほしい。
食事も大事だけど、メインだけじゃなくて副菜もほしい。
かつ丼ならあっさり汁物、山のような餃子なら青菜のおひたしとか、彩りがほしい。定食屋のおかずは模範解答過ぎてひねりがない。
それが同時に物語の感触でもあるかも。
紙の本
梨花さんがどうにもダメ
2023/12/13 19:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とりまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
親を転々と変わりながら成長してきた女の子のお話。
うーん、どうにもリカさんがダメです。
実の父親から引き離しておいて、父親からの手紙を渡さないのはアカンでしょう。
なんぼ優子ちゃんに離れてほしくなかったとしても。
最後、実の父親がリカさんに恨み言を言うシーンは無かったけれど、これは言われても仕方が無い。普通なら優子も怒るとこだと思う。病気してたから、怒るに怒れないか。ちょっと綺麗事にし過ぎかなぁと感じました。
私にとっては、瀬尾さんの本の中ではあんまり響きにくいお話でした。
電子書籍
優子の場合
2022/12/14 21:38
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
これって、すごーく不幸なはずなのに、優子を見ていると、そうは見えません。幼い時に、実母を亡くし、父の海外赴任を機に別れ、継母と……。その後も大人の都合に振り回されて……。血の繋がらない親の間をたらい回し……なのに。
電子書籍
泣けると話題の
2021/11/20 23:37
2人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みちゅ - この投稿者のレビュー一覧を見る
職場の向かいの本屋さんの番宣?テレビCM??をずっと見すぎてキャンペーンもあったのでついポチッと。
コロコロシーンが変わるけどそれなりにどんどん惹き込まれるというか続きが気になって気になって…
最後はもっとうぉおおおおお!ってなるかと思ったけどザハッピーエンドって感じ。
ご飯シーンが美味しそうすぎた、、、
電子書籍
非現実的だけど心が温まる
2021/10/30 08:50
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投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
実母と3歳で死別し、実父とは小学生で離別し、その後は継母・継父がコロコロ変わる中でも健全に育った少女の高校生活、結婚に至る過程を描いた小説。現実にはありえなさそうなぐらい継母・継父が良い人ばかりで現実味が乏しいですが、心温まる本でした。この著者の本は、いつもそういう感じですね。
紙の本
変わった親子愛の物語
2020/10/22 17:24
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投稿者:E司書 - この投稿者のレビュー一覧を見る
実の母親をなくし、育て親が何度も変わる優子。それぞれの親の愛情を受け、恵まれない環境とは決して感じたこのない主人公の成長物語。人との関わりが薄い今日、血の繋がりって何かを考えさせてくれる心に届く作品。