- 現在お取り扱いが
できません - ほしい本に追加する
- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
紙の本
世の中は繋がりで出来ている
2021/02/23 09:09
11人中、11人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:GORI - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本に出会ったのは何がきっかけだったかなぁ?
図書館に予約をして届いた本を机に山積みしていて、次に何を読もうかなあと考えていた時に毎日新聞に一面広告が載って読み始めた。
本に出会うのにも、いろいろな人たちが繋がっている。
本を作るまでにもたくさんの人が繋がっている。
本の表紙の猫、蟹、飛行機、地球の羊毛フェルトの作家さん(フェルトたちは本の中にも登場します)。写真家さん、きっとこの本が読んで欲しくてPOPを書いてる書店員さん。
生きていれば、辛い事もあるし、何のために仕事をしてるのか嫌になってしまう時もある、自分はダメだなあと落ち込む時もある、退職して何をやったらいいのか分からない人もいる。
自分を中心に考えると、ついつい周りや人のせいにしてしまい何も始まらない。
でも視点を変えて、出来ないと考えている事を目標にしたり、自分でできそうな事からひとつひとつ積み重ねる事で、今とは全く違うものが見えたりする。
たくさんの人に読んで欲しいと思いながらレビューを書いています。
紙の本
新しい出会いと、人生の見直し
2021/03/01 19:59
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
図書館ではなく「図書室」っていうのが丁度いい。
教室くらいの図書館に司書は二人。可愛い女の子と白くて大きな中年女性。
この白くて大きな女性が絶妙なレファレンスを見せます。
訪れるのは仕事に悩む20代女性、いつか店を持つ夢がある30代男性、仕事と子育てに不満をもつ40代女性、ニートの30代男性、定年した60代男性。
それぞれが今まで手にしなかった本と出合うことで、今の自分を見直し、新たな一歩を踏み出すお話です。
それぞれ短編として成立しつつ、ほんの少し繋がっていて、読後は爽やか。
出てくる本は実際にある書籍なので、そちらも気になります。
紙の本
心あたたまる
2021/02/22 10:16
6人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:owls - この投稿者のレビュー一覧を見る
初めて読む作家さんでしたが、1話目で、これは好きだ!と。 付録をだしてきたときには、心をつかまれました。こんな司書さんがいたら、通いたい。どのお話も、登場人物たちがつながっています。人と本、そして人と人のつながりを感じる心あたたまるお話でした。やさしく、いろんな人を応援してくれるような本ですね。この本の中の司書さんが、この本をかりにすすめるなら、この本の付録はどんなだろうと想像して、楽しい気持ちになりました。
紙の本
コミハにある図書室の司書さんからおすすめされた本から
2022/05/30 08:05
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:佐々木 なおこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
週末読書はこちら、でした。
土曜日、日曜日二日間かけて、読了でした。
「何をお探し?」
コミュニティハウス(コミハ)にある図書室の司書、小町さゆりさん。
彼女からおすすめされた本と、本の付録(さゆりさんの手作りです、詳しくは本書で)が、いろんな奇跡を生み出します。
21歳婦人服販売員の女性、
35歳家具メーカー経理部の男性、
40歳の元雑誌編集者の女性、
30歳ニートの男性、
そうして65歳定年退職したばかりの男性。
それぞれが誘われるように、足を踏み入れるコミハの図書室で、いろんな思いが交錯して、その人なりの大きな気づきが生まれます。
その過程に胸がすく。
連作短編で、読み進めると、あちこち繋がってて、それもじわっとうれしい。
そして固有名詞のネーミングにいちいち、いいなぁと思う。
例えば、婦人服販売員の女性が働いているショッピングセンターの名前がエデン、司書さんの大好物のお菓子→洋菓子メーカー呉宮堂のハニードーム、などなど。
最後の最後まで、気になっている登場人物の行方が突然わかったり、草野心平の詩が登場したりと、うれしいサプライズが続きます。
読後感、ひたすらほっこり。
これから出会う人に「いいよ、いいよ」と手渡したい一冊でした。
今の私に響いた言葉
「何が起きるかわからない世の中で、今の自分にできることを今やってるんだ」
紙の本
図書室!
2021/12/31 00:25
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんぽん岩 - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんとなく満ち足りない日々を送っている人が、図書室に行き、隙間にぴったりはまった小町さんに選書をしてもらう、おまけに付録までもらっちゃう。スルーしちゃえばそれまでのこと、このお話の人たちは心を動かし、一歩を踏み出す。読後、ルンルンした気分になりました。
紙の本
暖かく希望に満ちた物語
2021/09/27 08:04
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しー - この投稿者のレビュー一覧を見る
第一章から最終章に至るまで、物語が明確に地続きで進んでいくわけではないが、そこには確かな共通点がある。
これまでの話で登場した要素が、再び現れる高揚感は何物にも変え難いと私に思わせてくれた作品である。
紙の本
図書
2021/03/11 20:00
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なま - この投稿者のレビュー一覧を見る
私自身、学校で一番好きな場所はどこかという質問を受ければ、迷いなく図書室と答えるだろうというほど図書室が好きです。そんな図書室には必ず素敵な司書さんがいます。
紙の本
読むべき!
2021/02/22 04:35
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
悩みを抱えた人が偶然たどり着いたのは町の小さな図書室。異彩を放つ司書の小町さんの存在感が物凄い!多くは語らないしそこまで登場も多い訳ではないのに記憶にずっとこびりついて忘れられなくなりそう。そっと背を押してくれる5章からの短編集。
紙の本
前向きになれる!
2023/08/13 06:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る
人から勧められた作家さんで、これが一番評価が高かったので、読んでみました。
まず、とても読みやすく、私でも、難なく読み進められました。
短編集で、その1つ1つの話が完結するたびに、元気をもらえて、私も頑張ろう!と思えました。
個人的に、仕事で、面倒くさいな、と思ってた事案があったけれど、これを読んだ後、俄然、やる気になりました!
紙の本
とても優しく、あたたかい気持ちになれました
2022/11/15 22:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みえ - この投稿者のレビュー一覧を見る
だれもが人生のその時々で、思い悩んだり行き詰まったりする事がある。そんな思いを、この図書室の司書さんはさらりと受け止めて、最適な本を紹介してくれる。手作りのフェルトマスコットという付録と共に。そっと背中を押してくれる感じです。
5章から成る作品ですが、それぞれ少しずつ登場人物の繋がりがあり、とても好感が持てます。
自分も前向きになれる気がします。
とても心が満たされました。読後感が、最高に良かったです。