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電子書籍
☆硝子の塔の殺人☆
2024/06/01 19:16
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る
物語は、一条遊馬のボヤキから始まる。なぜ自分が罪を犯したのか? これはまさしく犯行の告白ではなかろうか?
「今回は、倒叙ミステリーかな?」と思い、読み進めていく。
物語の舞台は、神津島太郎が建てた硝子の館。ミステリを愛する大富豪の呼びかけで、地上11階・地下1階の硝子の館に集まった刑事、霊能力者、小説家、料理人など癖の強いゲストによって、硝子の館で起きた謎が謎を呼ぶ殺人事件と13年前の事件の因果が解き明かされていくさまを描く。
第1の事件までは、まさしく冒頭のボヤキのような展開となっていくのだが・・・ この後、徐々に色合いが変わっていく。一条遊馬の予期しない第2、第3の殺人が発生するのだ。それも、密室で、見立て殺人のように・・・
自称名探偵を名乗る碧月夜が、この連続事件に挑み、解決編を迎えるも・・・ 新たな謎が降りかかる。
果たして、事件の真相は!? 2度にわたり提示される読者への挑戦状を経て明かされる真相とは!?
紙の本
☆硝子の塔の殺人☆
2024/06/01 19:15
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る
物語は、一条遊馬のボヤキから始まる。なぜ自分が罪を犯したのか? これはまさしく犯行の告白ではなかろうか?
「今回は、倒叙ミステリーかな?」と思い、読み進めていく。
物語の舞台は、神津島太郎が建てた硝子の館。ミステリを愛する大富豪の呼びかけで、地上11階・地下1階の硝子の館に集まった刑事、霊能力者、小説家、料理人など癖の強いゲストによって、硝子の館で起きた謎が謎を呼ぶ殺人事件と13年前の事件の因果が解き明かされていくさまを描く。
第1の事件までは、まさしく冒頭のボヤキのような展開となっていくのだが・・・ この後、徐々に色合いが変わっていく。一条遊馬の予期しない第2、第3の殺人が発生するのだ。それも、密室で、見立て殺人のように・・・
自称名探偵を名乗る碧月夜が、この連続事件に挑み、解決編を迎えるも・・・ 新たな謎が降りかかる。
果たして、事件の真相は!? 2度にわたり提示される読者への挑戦状を経て明かされる真相とは!?
電子書籍
物語の形式と構成が素晴らしい
2023/08/15 16:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:もこちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
まず最初に当レビュー者はミステリー小説の初心者であることを断っておきます。
結論を言うと、この本は文章力はないが物語の形式と構成がエンタメとして素晴らしい小説だと思いました。
稚拙な文章力と、素人目にもわかるお粗末なトリック、随所から伝わってくる「wikiで調べましたよ〜」感のある知識のひけらかしに辟易して最初は読むのが苦痛でした。しかし"最後の謎解きシーン"まで読み進めると、そこからは読む手が止められず、一気に巻末まで読破してしまいました。最後のどんでん返しを読んで初めて、お粗末なトリック、しつこい程語られる登場人物達のミステリ愛こそがこの物語の形式、構成そのものであったことに痺れました。
かつて小説において「形式が重要」であり、「全体があってこそ」であることを語った文豪がいましたが、この小説を"最後"まで読めば、この小説がその体現であることを感じられる構成になっていると思います。
その為この作品はストーリー、エンタメとしての面白さがとても際立ったものであると言えます。
とはいえ、やはり文章力の低さと素人目にもわかるミステリの浅はかな知識が透けてしまっているので評価を抑えていますが、とても面白い小説なので映像化をして欲しく、また"あの登場人物"の出る続編を作って欲しいと思える程魅了されています。
紙の本
ミステリーマニアは好きそう
2023/06/18 09:36
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
特許取得で資産家になったミステリーマニアの学者の招きで集められた医師、名探偵、占い師、刑事等が殺人事件を解き明かしていくストーリー。あらゆる古今東西のミステリーが登場し、『そして誰もいなくなった』のような殺人事件が起きていくので、ミステリーに詳しい人は楽しめそうな本でした。あまり詳しくない私も楽しめました。この著者は司法関係の知識が乏しいらしく突っ込みどころが多くてイライラすることがありますが、この本は法曹関係者が出てこないのでそういうストレスを感じず読めました。
紙の本
先入観なしに読むべし
2022/10/14 18:57
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぶっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
なるほど。
とは思ったが、待望のミステリーという感じではなかった。
帯評価を読まずに普通に読んだ方が良いかも。
紙の本
ミステリマニアへの挑戦
2022/03/04 19:34
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
2022年本屋大賞ノミネート。雪深い山奥に聳える、閉ざされた硝子の塔で繰り広げられるドラマティックなミステリ長編。ミステリーマニアを挑発する様な喜劇タッチな煽りから、幾重にも折り重なる息を飲む展開。厳格なミステリーのなるたるかを詰め込んだ一冊
紙の本
面白かったです
2021/11/19 11:01
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:iha - この投稿者のレビュー一覧を見る
密室系の推理小説です。雪に閉ざされた山奥にひっそりと建つガラス張りの複雑怪奇な塔が今作の殺人事件の舞台。その謎に挑むのが自称名探偵でミステリーおたくの碧月夜。非常にキャラクターが際立っていて、深い知識と自己顕示欲が強めなのは同著者の別作の主人公、天久鷹央によく似ていると思いました。古今東西の名作ミステリーへのオマージュにあふれた作品です。また、ひとつの謎を解く過程で、別の謎をかぶせてくる手法はホロヴィッツのカササギ殺人事件を思い起こさせました。硬派なミステリーですが、本格かどうかは評価が分かれそうです。
紙の本
本格派
2021/10/20 01:41
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
そして、古典ミステリーのように、集められた人間の過去の因縁と名探偵の推理……。読み始めたら止まらなくなるワクワク感がたまりません。ただ……読みおわって、感想は……ね、あまり良い読後感ではなく……