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海辺のカフカ 下 (新潮文庫)
海辺のカフカ(下)(新潮文庫)
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紙の本 |
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紙の本
読ませる文章
2023/06/27 14:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
やっぱりとてもおもしろい。 示唆に富んでいるが、説教くささはまったくないです。 そして、教養の深いこと。
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結局ファンタジーだったということ?
2022/08/20 09:30
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投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
ナカタさんは入口の石を見つけて、ホシノくんの助けを得て佐伯さんに出会い、ミッションを終えて力尽き、ホシノくんが入口の石をひっくり返して解決、カフカくんは家に帰るという結末。結局、佐伯さんはカフカくんの母親だったのか、よくわからなかったです。観念がどうとかいう部分があったりして哲学的のような、ファンタジーのような不思議な小説でした。ベートーヴェンの「大公トリオ」が出てきて、聴いてみたくなりました。
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この間
2021/08/09 09:36
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投稿者:ケロン - この投稿者のレビュー一覧を見る
この間の雷が夜中鳴りまくっている日がありましたが、ひょっとしてどこかで「入り口」が開いたのかしら?なんて思っていました。
物語の入り口はけっこう身近にあるのかも。
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村上作品
2020/01/10 21:50
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投稿者:マー君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
村上春樹さんの作品をそんなにたくさん読んでいたり、ましてやいわゆるハルキストでもないのですが、1Q84や騎士団殺しと通じる村上作品の第表作だと思います。
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読了
2019/12/29 18:21
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投稿者:ムギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
2人の物語がどんな展開を見せるのか、どのようにつながっていくのか気になって読みはじめた下巻。個性的な登場人物たちはさらに魅力を増していき、すべてが終わったときには彼らは長い旅を経て大きく成長、変化していく様子がとてもよかった。
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ナカタさんにはまってしまった
2019/08/06 22:08
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公・田村カフカは夏目漱石の「坑夫」を読んだ感想として「なんだか不思議な気持ちがしました。この小説はいったいなにを言いたいんだろうって。でもなんていうのかな、そういう『なにを言いたいのかわからない』という部分が不思議に心に残るんだ。うまく説明できないけど」と大島に語っている。三四郎は物語で中で成長していくがこの主人公は成長しない。私が「坑夫」を読んでいてなぜおもしろく思ったのかをカフカ君に説明してもらったような気がする。この小説の中で私が一番心を動かされたのはなんといっても戦争で記憶のすべてを失ってしまった男、ナカタさんだった。彼には最後時を読めるようになってもらいたかったがインテリにもどったナカタさんというのも見たくなかったし結末としては納得
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読み始めは重いのですが…その2
2019/07/13 14:29
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「下」は「え!?こんな展開???」ファンタジーなのかでも何か現実味もあり…上手く表現は出来ませんが。。。
ナカタさんと星野さんの関係が何となくほっこりしてて良いんですよね。
ただ想定外な最後があり…。最後まで読んで、ああこうゆう事か…と。
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村上春樹氏の傑作中の傑作です!
2019/01/04 10:56
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、村上春樹氏の作品です。私は、村上氏の作品の中ではこの「海辺のカフカ」が最高に好きで、何度も読み返しています。四国の図書館についたカフカ少年が出会ったものとは何だったのでしょうか。カフカ少年の世界と他の世界が織りなす非常に魅力にあふれた作品です。ぜひ、村上作品の描く独特な世界を分かっていただくためにも、多くの人に読んでいただきたい一冊です。
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世界で一番タフな中学生
2017/02/24 08:08
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投稿者:ゆん - この投稿者のレビュー一覧を見る
初めての村上作品で海辺のカフカを選びましたが、私にとっては正解でした。扱うテーマが生と死という普遍的なもので、多くの台詞に共感を覚えることがありました。
主人公は、孤独を背負った中学生の少年。絶対に、現実にはこんな男の子いません(笑)ナカタさんというおじいさんも現実離れしていますが、彼の出てくるシーンと少年のシーンが交互に入れ替わり、奥行きのある世界観が構成されていました。
舞台となる四国の描写が魅力的で、足を運びたくなりました。
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こんなものか…
2016/11/03 17:53
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投稿者:さきち - この投稿者のレビュー一覧を見る
満を持して読んだが、ラストがあっけなかった。 というか、よくわからない?
キャラクターや設定はワクワクしたのに、未消化という感が否めない。
日本が世界に誇る作家の代表作、と思っていたけど、こんなもんですか…少なくとも、自分の好みではなかった。
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名作
2016/02/23 20:42
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投稿者:onew - この投稿者のレビュー一覧を見る
初めて本書を手にしたのは主人公と同じ15歳の時。今回は再読、といっても「海辺のカフカ」という表題がどういった意味で付けられたのか忘れてしまっていたくらい記憶が曖昧になっていたので、新鮮に読めた。主人公が念入りに体を清潔にしたり鍛えるといった行為が好き。村上さんの他作品でもよくこの行為は行われるけど、同じ行為をしたくなる魅力がある。この感想は15の時も今読んだ瞬間も変わらない。
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ナカタさん
2015/08/30 11:17
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投稿者:shu_2 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ナカタさんの言動、行動がおもしろい。
ナカタさん中心のスピンオフ作品がみてみたい。
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タフな15歳
2014/02/23 21:43
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投稿者:ねじまき鳥 - この投稿者のレビュー一覧を見る
3度目の読了。 とにかく、読みやすいですね。
カフカくんは、ちょっとシッカリしずぎかな。 それに比べて、ナカタさんの章がとっても面白く、ホシノくんもいい味出してました。
しかし、3回読んでも答えは出ず。 まっ答えを求めてはいませんが。 素敵な時間を過ごせました。 また、読みたいです。
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物語は、ファンタジー??
2008/11/16 08:08
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:龍. - この投稿者のレビュー一覧を見る
物語は、ファンタジー??
少年は、導かれるように四国の図書館にたどり着きます。これは運命。
物語が進むにつれ、少年の心の奥底に、ある感情があることに気がつきます。
母親への思い。
少年時代にもっとも愛すべき存在が母である以上、その母の存在を超えなければ大人になれない、ということなのでしょうか?
しかし、同時に母を超えた瞬間、セピア色の記憶にもやがかかります。確実にそこにある記憶。でも遠い記憶になってしまう。
物語の終わりは、少年が東京に帰るところです。
少年であるゆえにお話ができた、いろいろな変わった人たちとの別れ。
そして、大人になったときには、新しい世界がそこにはあるのでしょう。
龍.
http://ameblo.jp/12484/
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そして主人公は出発点にたどり着く
2008/06/07 17:49
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:けんいち - この投稿者のレビュー一覧を見る
やはりナカタさんと星野青年の魅力には、抗いがたいものがある。それは、ずいぶんとポジティブな力を、『海辺のカフカ』の読者に与えてくれる者のように思われる。ただし、それをもって、この少年カフカが救われていくのは、物語世界内の論理であることはわかるのだが、いささか都合のいい展開に感じられてしまう。
もちろん、少年カフカ自体も、いくつかのタイプの「自己との戦い」をくぐり抜けはする。村上文学で繰り返し書かれてきた「森」での出来事などは、その代表と見なしうるが、問題なのは、そこで何が起こったかということである。もちろん、本書は小説なのだから、どのような書き方をしてもいいのだが、やはり村上文学らしく「隠喩」で書かれるそれでは、いったい少年カフカが何と向き合い、何を乗り越えたのか、全くわからない。わからないままに、結末で少年カフカは、この物語の出発点にたどり着く。
いま「たどり着く」と書いたが、果たしてこれは、何かしらプロセスを経たポジティブな変化の帰結なのか、にわかには判断しがたい。見ようによっては、何とも向き合わず、何をも乗り越えなかった少年カフカが、再びスタート地点に戻された「だけ」のようにもみえる。むしろ、自体を客観的に分析すれば、そうした見方の方が自然なはずである。
しかし、新聞紙上の書評でもそうだったと記憶するが、本書から、多くの識者が〈癒し〉を感じ〈勇気〉をもらったのだという。この結末の解釈は、本書、さらには村上春樹の現在を評価する分水嶺となるだろう。