ブックキュレーターhonto編集員
蒸し暑い夜にゾクッと背筋が寒くなる!現代の人気作家が描いた妖怪小説
妖怪、それは人間の理解を越えた不思議で異常なもの。昔から日本人は怖い話が大好きで、江戸時代には人が集まって順々に怪談を語る「百物語」が大流行していました。ゾクッと背筋が寒くなる話もあれば、切なく哀しい話もあります。現代の人気作家が書いたものや、コミックとして描かれた「百物語」など、夏の夜のお供にしたい怖い本を紹介します。
- 16
- お気に入り
- 3761
- 閲覧数
-
『二十箇月もの間子供を身籠っていることができると思うかい?』と話す古書店「京極堂」店主は、憑き物落とし専門の拝み屋を副業としています。巷でウワサされる異常な妊娠は、はたして憑き物筋の呪いなのか?妖怪「姑獲鳥(こかくちょう)」が象徴する真実とは?おどろおどろしい雰囲気で描かれていて、推理小説だけどホラーとしも楽しめます。
-
宮部みゆきによる「三島屋変調百物語」シリーズの2作目。主人公のおちかは、とある事情があって「百物語」を聞き集めています。姿は見えないが気配がする、「紫陽花屋敷」に巣食う暗獣「くろすけ」。人のことが好きなのに、人のそばでは生きることができないくろすけの切ない物語など、4編を収録。人の心の温かさと怖ろしさ、両方味わえます。
-
骨董店でアルバイトしていた私は、とあるお客さんの家に届け物を頼まれます。ところが、そこで奇妙な事件に巻き込まれ・・・。京都の漆黒の闇。狐の面をつけた男。薄暗い座敷で行われる奇妙な取引。湿り気と怪しい獣の気配が漂う、森見登美彦による短編集です。彼の作品群のなかで異色を放つ、じわじわと怖いジャパニーズホラーになっています。
ブックキュレーター
honto編集員ブックツリーとは?
ブックツリーは、本に精通したブックキュレーターが独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの"関心・興味"や"気分"に沿って紹介するサービスです。
会員登録を行い、丸善・ジュンク堂・文教堂を含む提携書店やhontoでの購入、ほしい本・Myブックツリーに追加等を行うことで、思いがけない本が次々と提案されます。
Facebook、Twitterから人気・話題のブックツリーをチェックしませんか?
テーマ募集中!
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを募集中です。あなたのリクエスト通りのブックツリーが現れるかも?
テーマ応募フォーム
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを入力してください。
ご応募ありがとうございました。
このテーマにおける、あなたの”6冊目の本”は?
※投稿された内容は、このページの「みんなのコメント」に掲載されます。
コメントを入力するにはログインが必要です