ブックキュレーターhonto編集員
小説で挫折した方にオススメ!村上春樹ワールドが体感できる秀逸なエッセイ
村上春樹を初めて読もうと思った方が、長編小説を勧められて挫折してしまった、というのはよくあること。村上春樹の小説はとても魅力的ではあるのですが、その独特な世界観は慣れていないと読みづらいところがあるのも事実です。そんな方には、エッセイから読んでみることをオススメします。小説よりも入りやすく、村上春樹ワールドが体感できます。
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雑誌連載のエッセイをまとめた一冊です。若者の読者が多いからといって、そこに標準を合わせてはいないと本人は語っています。たわいのない仲間内の日常会話のようにくすりと笑える話や、オススメのお店や音楽の話が詰まっていて、多彩な趣味をもつ村上春樹流の日常を楽しむコツが学べる本になっています。
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ルーティーンを大切にした仕事術や人生の身の振り方の例、学ぶことの大切さなど、生きていくためのヒントが詰まった長編エッセイです。小説家としての姿勢についてがメインになっているのですが、時間のやりくりについてなど誰もが参考にできることについても書かれています。読者に考えさせる余白があるのもこのエッセイの特徴です。
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読者からの人生相談や小説の解釈などに、村上春樹が回答する人気サイトの電子書籍のコンプリート版です。小説の書き方、原子力の問題、夫婦の性の話など、多彩な話題の本質に切り込んでいます。「生きるのがつらい」「友達がいない」という質問にも常識の一歩先から答え、日本の常識が染みついた読者はポジティブな視点が得られることでしょう。
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The scrap 懐かしの一九八〇年代
村上 春樹(著)
80年代、雑誌「Number(ナンバー)」に連載していたコラムをまとめた一冊で、当時のアメリカの雑誌や新聞を村上春樹が読み解いた感想が書かれています。世界がどんどんプラスに向かっていく時代のエネルギーを感じられるでしょう。漠然とした不安が多い今の時代に読むと、物事を楽しむことの大切さが改めて感じられます。
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1979年から2010年の未収録・未発表になっていた文章を、著者自身でセレクトした一冊です。新人賞受賞時のスピーチ、オウム真理教の取材で感じた本音、安西水丸と和田誠との和気あいあいとした対談など、多彩なラインナップになっています。現実的な事件を描くことで培った、社会の動向を冷静に見極める視点も読んでいるうちに見えてきます。
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