ブックキュレーターhonto編集員
一文の衝撃!最後に物語が180度ひっくり返る驚愕のミステリー小説!
すぐれた構成に、作者のたくらみ、ときに後頭部を殴られたような衝撃を受けるような一文・・・。ミステリー小説の中には、終盤のたった一文で物語の意味をがらりと変えてしまう作品があります。気持ちよくだまされたい方には、そんなミステリー小説がオススメです。終盤の一文で世界が変わる快感を味わえる傑作です。
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語り部の「僕」はマユと出会い、やがて恋に落ちます。物語は大学生というモラトリアムの時期から社会人にかけて描かれる若者の恋物語・・・と見せかけて、終盤の一文で傑作ミステリーに変貌します。読み返すと、作者のたくらみに思わず感嘆のため息がもれてしまうことでしょう。
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大学のミステリー研に所属する数人の若者。彼らは孤島にある十角形の奇妙な館を訪れます。半年前に焼死した建築士の謎に迫ろうとしたとき、学生たちが次々と殺されていきます。なぜ殺されるのか?犯人は誰なのか。終盤の衝撃的な一文によって事件の全貌が明かされます。そんな本書は新本格ミステリーの代表作です。
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建築士中村青司が建てた奇怪な館。そこで起きる事件を描く館シリーズの第三作目です。迷路のような館に集められた若手作家たち。次々と起きる殺人事件。本書は「一文の仕掛け」がいくつもほどこされていて、終盤で何度も物語がひっくり返ります。一作で世界が変わる瞬間を何度も味わえます。
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大学生の「僕」は引っ越し早々、隣人と一緒に本屋を襲います。目的は広辞苑を盗むため。洒脱な会話でぐいぐい読ませる物語はミステリーというよりは青春小説。しかし、終盤に「一文の仕掛け」があり、物語はそれによってひっくり返ります。少し残酷でセンチメンタルな結末を迎える本書は、一度読み始めたら止まりません。
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街で起きる連続猟奇殺人事件。本書ではそれを「犯人」「元刑事」「犯人の身内」という三つの視点から描いていきます。「犯人」の視点が描かれているため犯人は序盤から明らかです。しかし、ただのサイコサスペンスでは終わりません。一文で物語をひっくり返された後、あまりの衝撃に再読したくなること間違いなしです!
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