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日本武術のイロハがわかる!武道に興味をもったら読んでおきたい本
剣術や弓術など、日本は古来より武道の盛んな国でした。日本武道の独自性には非常に奥深いものがありますが、現代の一般的な日常とはかけ離れた世界のため、理解しにくいところもあるでしょう。何世代も読み継がれてきた古典的名著から、日本武術の現状を知ることができるものまで、日本武術に興味をもったときに読んでおきたい本を紹介します。
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兵法家伝書 付 新陰流兵法目録事
柳生 宗矩(著) , 渡辺 一郎(校注)
徳川将軍の秀忠と家光の兵法師範を務めた、柳生新陰流の達人・柳生宗矩が記した兵法書です。同じ剣の道を取り上げた書ながら、宮本武蔵の『五輪書』とは内容がかなり異なります。それぞれの考え方の違いが興味深く、「殺人刀」「活人剣」といった概念も紹介されており、日本武道の奥深さに触れることのできる名著です。
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透明な力 不世出の武術家佐川幸義
木村 達雄(著)
合気道の源流である大東流合気柔術の達人・佐川幸義について、彼の弟子が記した書物です。タイトルにある透明な力とは、力を抜くことで出てくる独特の力のことです。西洋系の格闘術とはひと味違うその内容は、刺激と発見に満ちています。読み進めるうちに、自然と日本武道の真髄に触れることのできるでしょう。
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最強の武道とは何か
ニコラス・ペタス(著)
著者は1991年に極真会館総裁・大山倍達の内弟子となり、後にK-1でも活躍したデンマーク出身の空手家です。試合中心の格闘技の世界に生きてきた著者が、伝統空手や相撲などさまざまな日本武道の道場を訪ねて、それぞれの現状や受け継がれている精神性などを紹介します。現代の日本武道について、全般的に理解を深めたい方にオススメの一冊です。
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