若い者には負けないパワフルさ！お年寄りたちに元気がもらえる本

ほしい本に追加

還暦を過ぎて和食器とコーヒー豆の店をはじめた、草（そう）。喫茶店ではないけれど、コーヒーを飲みに来る人が意外に多い、ゆっくりとした時間が流れるこのお店。全体にゆっくりとしたテンポでつむがれる、日常の小さな謎を解き明かすミステリー。過去を抱えながらも凛と背筋をのばす草に、周囲の人のみならず、読者も救われるはずです。

ほしい本に追加

父親と大喧嘩のあげく家を出た女装大好き男子・景虎は、大叔父の家で住み込み家政夫をすることに。しかしこの家、大叔父以外にも３人の老人が暮らす高齢者シェアハウスだったのです。酸いも甘いも吸い分けたおじ様たちと、男の娘の繰り広げるドタバタ劇。自分勝手にふるまっているようで、周囲を丸く収めるおじ様たちの包容力には、脱帽です。

ほしい本に追加

居酒屋「ぼったくり」は、若い20代の姉妹が経営する商店街の小さな店。孫のような姉妹や若い常連たちが持ち込む事件や悩みに対して、お年寄りのウメ、マサ、シンゾウらが突き放しつつも、結局は親身に相談にのってあげます。ちっとも哲学的ではないけれど、一緒に酒を飲むだけで影響されてしまいそうな三人衆が頼りになります。

ほしい本に追加

キヨ、シゲ、ノリは幼馴染の腐れ縁。還暦は迎えたけれど、まだまだ若いもんには負けやせん！と私設町内自警団をはじめます。ふがいない孫や子どもたちが持ち込む問題を、ばっさばっさと切り倒すさまは、まさに痛快！昔かたぎの正論で、ちょっとうっとおしいときもあるけれど、いつも筋だけは通す自慢の「うちのじいちゃん」たちです。

ほしい本に追加

元銀行員の国政と、つまみかんざし職人の源二郎は幼馴染。ずっとこの下町で暮らしてきました。70代も過ぎて、ふと想う「俺の人生はこれでよかったのか」という疑問。若い職人の恋を手助けしつつも、まだまだ悟りには達せない2人。お互いをさりげなく気遣いならが少しずつ前に進む姿は、いくつになっても青春なんだと思わせてくれます。