ブックキュレーターhonto編集員
経済音痴でも大丈夫!時代を切り拓いた企業人の胸を打つ生涯を描いた本
経済や経営というと難しくてわからないという人にも読みやすく、経営者個人の生涯を中心にした企業のライフストーリー本を紹介します。「事実は小説より奇なり」と言いたくなるようなドラマチックな生涯と、それに裏打ちされた経営哲学は人間的な魅力にあふれていて、そのおもしろさは折り紙つきです。
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行政の規制と闘い、宅急便というサービスを「開発」して世の中に根づかせたヤマト運輸元社長の小倉昌男を追ったノンフィクション。小倉が現役を退いた後、莫大な私財を投じて障害者福祉につくした知られざる理由とは・・・。物流業界に革命を起こした希代の名経営者の光と影に、心を打たれます。
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やってみなはれみとくんなはれ
山口 瞳(著) , 開高 健(著)
日本初の国産ウィスキー造りに挑んだサントリー創業者の鳥井信治郎の生涯を中心に、同社出身の山口瞳と開口健が描いた「幻のサントリー社史」です。ベンチャー精神あふれる同社の歴史を追うと、近代日本の歩みや戦後の混乱期から経済発展へ向かう姿も見えてきます。社員から芥川賞と直木賞の受賞作家を生んだ、同社の懐の深さもわかるでしょう。
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出光興産創業者・出光佐三をモデルにした歴史経済小説です。主人公は敗戦ですべてを失った石油会社の社長。社員を1人も解雇せずに会社を立て直すと宣言し、不屈の精神で立ち向かっていきます。石油資源をめぐり日本が置かれた状況や、世界経済や政治上の駆け引きも描かれ、自然と現在に続く石油問題も理解できるようになっているでしょう。
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本田宗一郎夢を力に
本田 宗一郎(著)
自動車修理工から、一代で世界的な自動車メーカーを育て上げた本田宗一郎。50代半ばのときに連載していた「私の履歴書」を中心に、その生涯に迫ります。物まねを嫌い独創性とユーザー第一主義を貫くエンジニアという一面と、苦境にあってもユーモアを忘れない情熱あふれる経営者としての顔。「HONDA」スピリットの神髄がわかる一冊です。
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日本の企業の大半を占め、日本経済を支えている中小企業。6千社の企業をフィールドワークしてきた著者が紹介する、「大切にしたい会社」のライフストーリーをまとめたのが本書です。社員を大切にし、着実に利益を上げる会社はなぜ生まれたのか。経営者の生涯に裏打ちされ、生み出された経営理念が胸を打ちます。
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