ブックキュレーターhonto編集員
ワクワクが止まらない!!大人が読んでもおもしろい児童文学
児童文学と聞くと絵本や寓話の類を想像しがちです。しかし、児童文学の中枢は、ロマンあふれる幻想小説・冒険活劇なのです。誰もが憧れるヒーロー、夢のような幻想世界、胸が高鳴る綱渡りのような冒険活劇・・・。大人になった今だからこそ読みたい作品が、身を投げ入れたい興奮の渦が、意外にもすぐ近くにあるのです。
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黄金の羅針盤 上
フィリップ・プルマン(著) , 大久保寛(訳)
両親を失った11歳の少女、ライラ。彼女の周りで連続して起きた子どもの連れ去り事件を機に、羅針盤の示す数奇な運命へと巻き込まれていくお話です。創設して70年を誇る「カーネギー賞」において、ベストワンを受賞するほどの壮大な世界観、興奮が冷める間もない展開。現代ファンタジー作品の金字塔です。
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マルコ=ポーロ シルク=ロードの冒険
保永 貞夫(著)
伝記でありながら、立派な冒険活劇です。東洋と西洋を結ぶ契機となったマルコ・ポーロの道のりを描いており、数多の異国での物語には、屈強な兵士や暗躍スパイが登場します。現実とも架空とも取れるエピソードの数々にも、真実味を感じさせる圧倒的な熱量があり、読んだ人の心に感動を与えます。
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砂漠に漂着した飛行士は、多くの星々を巡ってきた金髪の少年と出会います。そして少年の語る星々での物語は、私たちの常識に疑問を投じており、凝り固まった価値観を覆します。不朽の名作として語り継がれてきた作品であり、大人になって大切な何かを忘れてしまった今だからこそ、読む価値のある本です。
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精霊の守り人
上橋 菜穂子(著)
用心棒のバルサが、帝の王子であるチャグムを助けたところから、長い旅路は始まります。全十巻に及ぶ雄大な物語には、歴史があり、国があり、そして人々の人生があり、確かな説得力をもって世界観が構築されています。気宇壮大で痛快な本作の読後には、得もいわれぬ興奮が心を満たしてくれるはずです。
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