ブックキュレーターhonto編集員
浮世離れした生活を送りたいなら!飄々とした生き方を学べる本
とにかく多種多様なストレスが渦巻く現代社会ですが、それでも何食わぬ顔をして自分のペースで生きている人たちがいます。そういう人たちを「飄々としている」と表現しますが、飄々とは何でしょうか?また、どうすれば身につけられるのでしょうか?もしかすると人生を好転させるかもしれない、飄々とした生き方を学べる本を紹介します。
- 24
- お気に入り
- 13576
- 閲覧数
-
のらネコ、町をゆく
野澤 延行(著)
とらえどころのなさにおいて、猫の右に出る生き物はいません。いつも気まぐれで、自由の代名詞的な生物。雨の降る日、風の吹く日、どんなシチュエーションでも変わらずに気ままな猫の生態を緻密にスケッチした本書。飄々と生きることがどういうことなのか、よく学べる一冊です。
-
建築家、突如雑貨商となり至極満足に生きる
石山 修武(著)
飄々と生きる、それはつまり俗世間の常識にとらわれずに生きること。本書は、建築家であり大学教授であった男が、手堅い地位を捨てて、急に個人商店をはじめる物語です。明らかに常識外の思想、行動ですが、そこで見つけられる「生きる実感」が書かれていて、飄々と生きることの魅力が存分に伝わる本です。
-
人生、しょせん運不運
古山高麗雄(著)
戦争を経験した著者が、死を前にしてあらゆる虚飾を捨て、人生における不条理をありのままに書いたエッセイです。あえて文学性を排し、直接的な表現を多用した文体や、世を捨てた人の視点で描かれた人生論は、ルールやマナーなどをまるで無視。こんな考え方もあったのかと、目から鱗が落ちる思いにさせられます。
-
ゆるゆる人生のみつけかた 金子光晴の名言から
鈴村 和成(著) , 野村 喜和夫(著)
肩肘を張った考え方から、脱力系の考え方に転換することが、飄々と生きることへの第一歩かもしれません。憂鬱に満ちた世界を、どれだけ「ゆるく」生き残るか。詩人の金子光晴の人生から、浮世離れした生き方を模索する本書。飄々と生きた実在の人物から、とらえどころのない生き方を学べる一冊です。
ブックキュレーター
honto編集員ブックツリーとは?
ブックツリーは、本に精通したブックキュレーターが独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの"関心・興味"や"気分"に沿って紹介するサービスです。
会員登録を行い、丸善・ジュンク堂・文教堂を含む提携書店やhontoでの購入、ほしい本・Myブックツリーに追加等を行うことで、思いがけない本が次々と提案されます。
Facebook、Twitterから人気・話題のブックツリーをチェックしませんか?
テーマ募集中!
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを募集中です。あなたのリクエスト通りのブックツリーが現れるかも?
テーマ応募フォーム
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを入力してください。
ご応募ありがとうございました。
このテーマにおける、あなたの”6冊目の本”は?
※投稿された内容は、このページの「みんなのコメント」に掲載されます。
コメントを入力するにはログインが必要です