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どれが真実?一風変わった推理合戦に息をのむ、複数探偵ミステリー
一口にミステリー小説といってもさまざまですが、そのなかでも「推理役」が1人ではない「複数探偵モノ」には独特のおもしろさがあります。一つの事件に対して多種多様な名推理が展開され、「確かにその通り!」と思ったことが、次のページでは見事に覆されたりして・・・。さらに舞台や設定に一工夫までされているとなれば、その味わいは格別となります。
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推理小説史に名を残す明智小五郎、エラリー・クイーン、メグレ警部らが、盟友の死を悼んで、とある孤島に集結します。そこに次々と現れる、不可解な人物、事故、事件。著者や作品の枠を飛びこえ、東西の名探偵が一堂に会する夢一杯のパロディ小説です。はたして誰の推理が当たるのか?でも誰にも失敗してほしくないし・・・と、手に汗握ります。
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直接会うことはなく、WEBカメラを通してネット上の「推理合戦」を楽しむ5人。このゲームの特異な点は、題材となる殺人が出題者の手で「実行済み」であるということ・・・。互いに出題者であり、探偵であり、殺人者でもある面々。その異様な設定に戦慄します。こと殺人にかけて第一級の曲者たちは、推理も超一級なのです。
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「集まった8人の中に自殺者がいる」。その斬新な設定に度肝を抜かれます。降りしきる雪のなか、無人の校舎になぜか閉じ込められてしまう生徒8人。やがて、この異様な状況は数カ月前に自殺したクラスメイトが関連してるのでは?と推理しはじめます。でも死んだのって誰だったっけ・・・?張りつめた静寂のなかでの推理合戦に震えます。
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作家、弁護士など多様な人物たちで構成される「犯罪研究会」。そこへ持ちこまれた未解決殺人事件について、おのおのが推理を発表していく。多重解決ミステリーの古典にして色褪せない傑作です。得意げに提示された解決が、次の瞬間には完膚なきまでに否定される。そんな展開が爽快で、まさに推理対決の醍醐味を味わえます。
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