思い立ったら読んでみよう！移住について思いをめぐらせるための本

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沖縄に移住した著者が、福岡の糸島の豊かな自然のなかでこども園を作る人、公務員から岡山の農家へ転身した人、山口の山奥で小さな本屋を開く人など、さまざまな移住のスタイルや動機を持つ10組の移住者を取材し、目的に合った移住先の探し方や移住の手順を紹介します。自分らしい働き方、暮らし方について考えさせられる本です。

平日は東京に住んで働き、週末は家族の住む八ケ岳のふもとで過ごす2拠点ライフ。そんな週末移住から完全移住に至り、田舎暮らしプロデュースという新たな仕事を始めた著者が綴る田舎暮らしの本です。家族や仕事、子育てなど、自分のライフスタイルに合わせた、さまざまな移住のかたちを知ることができます。

ヘンリー・ソローの『森の生活』を読み、森暮らしを夢見てきた著者が綴った山里への移住体験記です。壮観な石積みの薪小屋作り、紙ごみを燃やして沸かす風呂など、寒さや不便さも楽しさに変えていく住まいの工夫、そして自然に溶け込む生活を著す美しい描写に、自然の厳しさを感じながらも森暮らしへの憧れが募ってくることでしょう。

沖縄に移住し亡き妻の夢だったカフェを開く親子、羊飼いになるため北海道に移住した夫婦など、新たな地で新たな人生を送るために努力している人々を取材した一冊です。移住者たちの笑顔や、彼らが魅了された美しい自然の写真とともに、各地の古民家移住の手引きなども掲載されており、読んでいると「第2の人生」を考えてしまいます。

半自給的な農業とやりたい仕事を両立させる「半農半Ｘ」という生き方を提唱する著者が、そのメリットや田舎暮らしの始め方などを綴った一冊です。生活の半分を農業に半分を収入につながる好きな仕事にあてる生き方で、慎ましくともやりがいのある心豊かな暮らしを、著者は生み出しています。移住の先にある、自己実現について考えさせられます。