ブックキュレーターhonto編集員
生き方に迷うときに!人生の大先輩が綴る人生哲学に触れて心が晴れる本
自分の生き方って、これでいいんだろうか・・・ふと迷ってしまうときは、誰にでもあるでしょう。そんなときは、年長者のエッセイを開いてみてはいかがでしょうか。そこには、ふっと心が軽くなるような、生きる知恵がちりばめられています。なかには100歳を越える著者も!人生の大先輩がつむぐ言葉が、きっと心の支えになります。
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1911年生まれの日野原重明医師が贈る、人生のヒントがたっぷり詰まった一冊です。『きりのない願望が、あなたをしあわせから遠ざけます』『ミスをおかしてミスに学ぶ。だから成長できるのです』など、どきりとしたり支えられたりする言葉に出会えます。このまま年を重ねていってもよいのだと、素直に思えることでしょう。
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1913年生まれの美術家・篠田桃紅が綴るエッセイ。長く一人暮らしを続ける著者の、肩の力が抜けた生き方が淡々と記されています。肩ひじ張って生きる若者や、「場の空気」に押しつぶそうになりながら生活しているすべての人が、「マイペースが、魅力的な生き方につながるのだ!」と発見できるような本です。
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1927年生まれの修道女・渡辺和子のエッセイには、状況が変わらなくても気の持ちようで明るくなれるという励ましのメッセージが詰まっています。特に本書は、幸せを感じるための考え方を教えてくれる一冊。『依頼心や甘えを捨てた時、力が生まれ、道がひらける』などの凛とした生き方を示す言葉に、気が引き締まります。
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1918年生まれの随筆家・吉沢久子は、夫を66歳のときに亡くしてからずっと一人で暮らしています。元気の秘訣は、実はこの一人暮らしにあるとする著者。決して気負わず、しかし自分に責任を持って人生を送ることの大切さを語ります。気高くもしなやかな考え方のファンになってしまうこと、請け合いです。
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今回紹介した5冊の著者のなかで一番の年長者である画家・後藤はつのは、なんと1903年、明治生まれ。73歳で画家デビューし、103歳でアメリカ西海岸旅行を経験し、百人一首や詩吟に挑戦するなど、100歳を過ぎてなお新しいことにチャレンジする姿は圧巻。何かをはじめたいと思うときに、背中を押してくれる一冊です。
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