ブックキュレーターhonto編集員
切っても切れない兄弟姉妹の絆に、胸の苦しさと愛おしさを感じる本
兄弟姉妹との関わりは友達と違い、簡単に切ってなくすことはできないものです。仲違いをしても完全に縁を切ることは難しい、特別な存在です。時に憎さを覚えても、好き嫌いだけでは計れず、実際に複雑な思いを抱いた経験がある人もいるでしょう。兄妹っていいよ、と単純には言い切れない、でもやっぱり愛おしいと感じられる本を集めました。
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手紙
東野 圭吾(著)
直貴の元には月に1度、兄から手紙が届きます。それは強盗殺人罪で服役している獄中から・・・。賢明に生きる直貴の前に幸福が見えてくるたび、「犯罪者の弟」というレッテルが彼から幸せを奪っていきます。直貴は兄とどう向き合うのか。絆を断ち切ることはできるのか。兄に対する直貴の感情が変化していくさまに、深い感動を覚えます。
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東京郊外の一軒家に引っ越したステップファミリー。夫婦の連れ子3人と新たに生まれた子の4兄姉弟妹は、うまくやれているはずでした・・・長男が落雷事故で死ぬまでは。各章ごとに1人の視点で喪失後の物語が語られます。複雑な関係性を持つ姉弟妹がそれぞれへ抱く思いは、綺麗事ばかりではなく、切なさに胸が詰まります。
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