ブックキュレーターライター・書評家 アサトーミナミ
秘密の恋にドキドキ・・・禁断の恋に落ちたら読みたい本
どうして人間は、「いけない」と分かっているものにこそ、強く惹かれてしまうものなのだろう。誰かを好きになる気持ちは理屈ではない。だが、どこかに無理がある恋愛が苦悩を生み出さないわけがない。不倫が話題になる昨今、「禁断の恋」に悩んでいる人にこそ、手にとってほしい本をご紹介するとしよう。
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昼顔 Another End 平日午後3時の恋人たち
井上由美子(著) , 百瀬しのぶ(著)
平日の昼間に複数の男たちとの不倫を満喫する主婦を描いた作品。「妻の外見の変化にも気付かないような夫が、不倫に気付くはずがない」。だが、バレない不倫など存在しないのだ。妻が選ぶのは夫か恋人か。ドラマとは結末が異なるため、ドラマのファンもぜひ手にとってみてほしい。
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あらゆる文学や映画、ドラマで描かれ続けている先生と生徒の恋愛は、ただの空想話にすぎないのか。先生と生徒の実際の恋愛事情をつまびらかにした新書。事実は小説よりも奇なり。どんなフィクションよりも生々しい事実がここにつまっている。
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ことたま 柳原白蓮エッセイ集
柳原 白蓮(著)
『行くにあらず 帰るにあらず 戻るにあらず 生けるかこの身 死せるかこの身』。福岡の炭鉱王との望まぬ結婚から逃れるように、社会運動家と駆け落ちした柳原白蓮。当時彼女は、「悪女」のように扱われたというが、その実態は・・・?恋に生きた彼女の慟哭を実際に感じ取ってほしい。
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女は単純には生きていけない。あらゆる業を背負って生きている。2人の男とのセンセーショナルな恋の物語は、作者の瀬戸内寂聴さんの出家前の経験に基づいているというのだから、驚きだ。2人の男を本気で愛した時、女はどんな決断を下さねばならないのだろうか。
ブックキュレーター
ライター・書評家 アサトーミナミ平成元年、新宿生まれ、慶應大学大学院修了のフリーライター、書評家。純文学やビジネス本からエンターテイメント小説、漫画、ライトノベルまで、幅広く本を愛し、紙・電子問わず、いつでもどこでも1日1冊は本を読み続ける「本の虫」。大学では近代文学を専攻し、大学院では「本屋のリデザイン」を研究。これからの時代の本との出会いを演出しようと、日々、試行錯誤中。「ダ・ヴィンチニュース」などに寄稿( https://ddnavi.com/author/asatominami/)。
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