ブックキュレーターhonto編集員
夏の暑さも寒気に変わる・・・サイコキラーの狂気に震える本
暑い夏には、怪談話や背筋がヒヤッとする話を楽しみたくなります。そこで、目に見えない幽霊や妖怪ではなく、現実に存在する「人間」が恐怖におとしいれる小説を紹介します。それぞれに登場する、人を人とも思わないサイコキラーたちの恐怖が、夏の暑さをあっという間に吹き飛ばしてくれるでしょう。
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雨の日に現れるカエル頭の猟奇殺人鬼と、殺人鬼に家族を狙われた刑事・沢村の対決を描いた小説です。カエルの被り物で、表情も感情も読み取れない殺人鬼が、残忍な手口で人を殺していく姿に戦慄を覚えます。沢村が家族を守れるのか、殺人鬼を逮捕できるのか、終始ドキドキさせられっぱなしです。
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ＦＢＩ心理分析官 １ 異常殺人者たちの素顔に迫る衝撃の手記
ロバート・Ｋ．レスラー（著） , トム・シャットマン（著） , 相原 真理子（訳）
FBIの心理分析官を務めた著者が、異常殺人者たちの心の内に迫った一冊です。育った環境や周囲の人など、さまざまな要因で殺人者たちが歪んでいく過程が生々しく人間らしさを感じるだけに、行った殺人の異常性が際立ちます。それぞれの物語から、誰しもがもっているかもしれない異常な衝動そのものに、背筋が震えます。
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