スカッと痛快！思わず共感。キレ味抜群の毒舌が堪能できる女性作家エッセイ

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実は「ひとこと多い」性格だったという清少納言。本書は、そんな彼女の毒舌がつまった『枕草子』をコミックで紹介します。いつも扉を開けっぱなしで部屋を出ていく女にイライラしたり、ブサイクなお坊さんの説教は集中して聞けないとグチったり。やけに細かい指摘の数々に、時代の壁なんて吹っ飛んでしまうほど爆笑必至です。

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歯に衣着せぬ物言いで人気の著者が、私生活から時事問題まで自由奔放に語ったエッセイ集。その毒舌は還暦を迎えてもとどまることを知りません。『ぶくぶく太ったボランティアは信用できない』『あんな顔をしている人に教育再生とか言ってもらいたくない』など、誰彼かまわず言いたい放題。とにかく爽快感満点の一冊です。

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世にはびこる恥知らずな男たちをメッタ斬りする一冊。「知の巨人」と呼ばれる評論家も『巨人というのは童話の中の知性を欠いた間抜けな大男のことだと思っていた』とバッサリ。他にも「僕たちが声援を送っているのは僕たち自身かもしれない」と語るスポーツ評論家ら、自己陶酔する男たちの顔を青ざめさせる毒舌が満載です。

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一見立派な文章のようで、よく読むとおかしな文庫の「解説」。著者はそんな解説を集めて次々とツッコミを入れていきます。大物作家の解説にも『もう一度聞くけど、ふざけてる？』『もしかしてこれ、けなしてない？』とキレ味抜群。ときには余りの勢いに作品本体に飛び火することも。権威をものともしない姿勢は痛快の一言です。

著者は文豪・森鴎外の長女。しかしその由緒正しいイメージに反して、本書は全編毒舌のオンパレードです。偉そうな評論家を『コンクリートの上をはう爬虫類を見る感じ』、勝っても負けても泣いているスポーツ選手を『見る度に可笑しくなる』と、止まりません。善人面した人間が苦手な方は共感すること間違いなしの一冊です。