我が家がグッと恋しくなる！読むとホッとする家族の日常を描いた本

幼い子どものアキラを残し、妻に先立たれたヤスの子育て一代記です。自分も両親を早くに亡くして親を知らないヤスが、悪戦苦闘しながら愛情いっぱいにアキラを育てる姿にほっこりします。ときにぶっきらぼうな口調が災いしてアキラと衝突することもあるヤスですが、ぶつかり合いながらも親子で支え合う姿に家族愛を感じられます。

下町で古本屋を営む、堀田家を描いた物語。総勢10名以上のにぎやかな大家族は、伝説のロックシンガーだった父・我南人をはじめ、個性的な人たちばかりです。そんな堀田家が必ず家族そろって食事をしたり、近所のトラブルも自分事のように親身になったりする温かさに、心がホッコリする一冊です。

同じ屋根の下で暮らす6人家族が描かれています。「家族はいつも味方」が口癖の一家は、家族が離婚や仕事で苦しんでも、すべてやさしく包み込みます。厳格だけど法律的にセーフなら許してしまう父、父の前で化粧をして外ではすっぴんという乙女な母など、個性的だが最後には必ず子どもを守ってくれる両親のやさしさが身にしみます。

内気でビビりな長女、どこまでもマイペースな長男、とことん前向きな母、寡黙ながら天然な父、そんな個性豊かな立花一家の日常物語。1日が終われば家族そろって食卓を囲み、ときには愚痴り合うことも。それぞれが抱える悩みにも真剣に向き合いながら、笑顔を絶やさない立花一家が微笑ましいコミックです。

いくつかの家庭を短編ごとにのぞき見できるような一冊です。妻がネットオークションにハマる、夫が仕事をクビになるなど、それぞれの家庭では、ときにトラブルが起こります。そんなトラブルも、夫から妻へのプレゼント、妻が働くなど、家族の愛で乗り切る姿に、家族っていいなと思えるはずです。