本の動物園へようこそ！動物たちが活躍するストーリー

ほしい本に追加

動物たちと話ができるようになった医師のドリトル先生が、愉快な動物の仲間たちと疫病で苦しむサルたちのため、アフリカへと渡る物語です。道中は波瀾万丈、色々な出来事が起こります。だけどオウムのポリネシアや犬のジップをはじめとする個性豊かな動物たちと知恵を出し合い、力を合わせて乗り越えていきます。

ほしい本に追加

教師である苦沙弥（くしゃみ）先生の家に転がり込んだ猫の「吾輩」。そんな吾輩が達者な口で、人間の滑稽な有り様を軽妙に語る様子に、思わずくすりと笑ってしまいます。明治期特有の言葉遣いも文中に多くありますが、漱石の並外れた筆力のお陰でスラスラ読み進められます。自由気ままな猫の気分になりたいときにオススメの一冊です。

リーダーの素質をもつウサギのヘイズルと、弱っちいけれど予知能力がある弟のファイバー。そして彼らの同志たちが、巣の危機を察知し理想の土地を求めて冒険の旅に出る物語です。ウサギたちが息をする様子さえ伝わってくるようなみずみずしい描写と、不思議な世界観に思わず引き込まれます。子どもも大人も、一緒に楽しめる物語です。

ほしい本に追加

農場主のジョーンズさんによって搾取されていた動物たちは、ある日農場から人間たちを追い出してしまいます。しかしその開放は、新たな支配者による圧政の幕開けに過ぎなかったのでした。このおとぎ話ではブタが大活躍。動物が人間さながらに権力に溺れていく様子は、刊行当時に台頭していたスターリニズムへのアイロニーと可笑しみを感じさせます。

ほしい本に追加

友人たちを家に招待したいハリネズミのお話です。友人を家に招く妄想ばかりしながらウジウジモダモダしているハリネズミ。彼は無事に招待できるのでしょうか？読み終わったときには心のチクチクがなくなっているような、幸せな気持ちになれるでしょう。オランダの詩人トーン・テレヘンによる、孤独への共感に満ちた物語です。