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イギリスの伝統文化に魅了される!はじめてのダイアナ・ウィン・ジョーンズ
アニメ映画『ハウルの動く城』の原作者として日本でも知られるようになったイギリスのファンタジー作家、ダイアナ・ウィン・ジョーンズ。彼女が紡ぎ出す物語にはイギリスの古きよき風景や慣習が盛り込まれ、人間臭くどこかやんちゃなキャラクターが人気を得ています。そんなジョーンズが手掛けた名作ファンタジーを紹介します。
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姉妹が次々と将来を決めるなか実家で黙々と働く長女ソフィーは、突然魔法をかけられて老婆の姿になってしまいます。行き場をなくした彼女は、魔法使いハウルの家を見つけ・・・。イギリスでは長女は何をやってもうまくいかないとされ、ソフィーもそう信じて悲観的でした。そんな彼女がハウルとの出会いで変わっていく様子が、丁寧に描かれています。
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魔法使いはだれだ
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ(作) , 野口 絵美(訳) , 佐竹 美保(絵)
魔法が禁止され、見つかれば火あぶりにされてしまう恐ろしい世界。あるとき寄宿学校に、「このクラスに魔法使いがいる」というメモが残されます。魔法使いだと疑われた生徒たちは、助けを求めて古い呪文を唱えることに・・・。イギリスの寄宿学校の生活や文化を、活き活きとしたドラマを通して知ることができます。
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マライアおばさん
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ(作) , 田中 薫子(訳) , 佐竹 美保(絵)
囚人護送車や霊柩車の意味をもつ「ブラック・マライア」という名の親戚のおばさんの家で、休暇を過ごすことになったクリスとミグの兄妹。しかし訪れた町には子どもが1人もおらず、男の人はゾンビのようにボーっとしていて、クリスの部屋には幽霊が出て・・・。マライアおばさんが圧倒的な存在感を放つ、異色のファンタジーです。
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花の魔法、白のドラゴン
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ(作) , 田中 薫子(訳) , 佐竹 美保(絵)
イギリス・ウェールズの古い伝承には赤と白のドラゴンが現れます。それを彷彿とさせる本書の主人公は、魔法に満ちた世界「ブレスト」の女の子ロディと「地球」という世界の少年ニック。まったく関係のないはずの2人の運命と、ドラゴン伝説などがどんどんからまっていく展開がたまりません。
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メルストーン館の不思議な窓
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ(著) , 原島 文世(訳)
大学で働くアンドルーは、祖父の遺した館を住み込みの使用人ごと引き継ぎました。しかし問題は祖父が魔術師だったこと。魔法に関する相続のごたごたが大きな問題に発展していきます。昔のイギリスでは主流だった住み込みの家政婦や庭師といった使用人たちと、館の主人となったアンドルーの関係が生き生きと描かれたファンタジーです。
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