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逃げるのは恥じゃない!いやなことから逃げまくる主人公を描いた逃走小説
我慢が美徳の日本では、つらいことがあっても逃げるのは恥ずかしいと考えがち。しかし必要以上に自分を追いつめるくらいなら、逃げるのも一策です。そこで「逃げるのは恥じゃない!」と思わせてくれる、主人公が逃げまくる小説を集めました。コメディありSFありとジャンルはバラバラですが、いざというときに勇気とパワーを与えてくれるはずです。
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第一次世界大戦で体感した戦争の滑稽さ、自国の植民地で目の当たりにした卑劣な搾取、アメリカの自動車工場で味わった資本主義の非人間性。そんな欺瞞に満ちた世界に激しい罵倒を浴びせながら、ひたすら逃げ続ける主人公のバリュダミュ。臆病と勇気がないまぜになった彼の八方破れの逃走は、胸躍るほどパワフルです。
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舞台は第二次大戦下のイタリア中部に駐屯する米軍空軍基地。主人公 ヨッサリアンの願いはただ一つ、生きのびること。仮病をつかって入院したり、狂気をよそおって任務遂行不能を訴えたりと、あらゆる手段で戦争から逃れようとくわだてます。それを不条理ともいえるバカげた規則で阻止する軍隊側との戦いが、爆笑を誘います。
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行儀よいのが大っ嫌いで、自由気ままな生活を愛するハック。小言ばかりの養母とアル中の父親のもとを逃げ出して、黒人のジムと2人、いかだでミシシッピ川を下っていきます。難破船に閉じこめられたり、ペテン師が乗り込んできたり、度重なるピンチにも機転を利かせて切り抜けてゆくハックに、ハラハラドキドキが止まりません。
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