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世界の見え方が変わるかも!?「天才」を知ることができる刺激的な本
もし自分が「天才」だったのなら、世界はどの様に見えているのでしょう。知的障害をもつ青年に高度な知能が与えられた際に起こる数々の変化や、小さな女の子が実は天才だったという英国の児童文学、さらにアインシュタインの名言集など、天才にまつわる刺激的な本を集めました。彼らの見ている世界の一端を、読書を通して覗いてみてください。
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幼児程度の知能しかなかったチャーリイ32歳が、高度な知能を獲得したことで経験する環境の変化が丁寧に描かれた小説です。チャーリイは頭がよくなるにつれ、これまでは周りの人々からバカにされていたと気づくようになります。さらに知能が高まると、彼の方が人々を侮辱するようになり・・・。人間心理のいやらしいさが存分に描かれた一冊です。
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明晰な頭脳をもちながらも家族から理解されず、図書館でたくさん本を借りて貪欲に知識を吸収、メキメキと才能を開花させる天才少女のマチルダ。抑圧された少女のエネルギーはやがて特殊能力に変わり、周囲を驚かせます。小さなマチルダの勇姿に思わずニヤリとしてしまう痛快な物語です。
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『わたしは天才ではありません。ただ、人より長くひとつのこととつき合ってきただけです』という言葉を残したアインシュタインは、「現代物理学の父」とも呼ばれる20世紀を代表する天才のひとりです。本書にはそんな天才ならではの視点で語られた、人間の核心を突く言葉が並んでいます。天才の考え方に触れられる貴重な名言集です。
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天才バカボン 1
赤塚 不二夫(著)
バカと天才は紙一重である、ということを教えてくれるギャグ漫画です。バカなことも突き詰めていけば、一周回ってむしろ天才的な何かに見えてきます。バカか天才かは人が決めることだと割り切って、自分のことを信じられるようになる。そんなポジティブさに満ちています。
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ナイン・ストーリーズ
J.D.サリンジャー(著) , 柴田 元幸(訳)
アメリカ現代文学の巨匠サリンジャーが自ら選んだ9つの物語を収めた短編集です。収録作「テディ」では、異常なほど発達した知能もつ神童を描いています。少年は死を予期する力をもち、死をまったく恐れない姿からは一種の薄気味悪さを感じるでしょう。周囲に羨望と恐怖心を与えながら惹きつける、「天才」とはそんな人のことを指すのかもしれません。
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