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『ハウルの動く城』だけじゃない!ダイアナ・ウィン・ジョーンズの隠れた名作
ダイアナ・ウィン・ジョーンズは数多くのファンタジーの名作を発表し、英国で「ファンタジーの女王」とも称されている作家です。魔法をテーマに描かれた物語の数々は、著者ならではの魅力がたっぷり。ここではアニメ映画『ハウルの動く城』の原作や長編シリーズとは一味違う、ダイアナ・ウィン・ジョーンズの隠れた名作を紹介します。
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ダイアナ・ウィン・ジョーンズのファンタジーランド観光ガイド
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ(著) , 原島 文世(訳) , 岸野 あき恵(訳)
ファンタジー小説に出てくるさまざまな単語や人物をおもしろおかしく、ときにマジメに解説した一冊です。ファンタジー小説は観光パンフレット。作家は旅行会社。読者はツーリスト。そして本書は必携用語集に見立てて、読者の旅の疑問に答えていきます。横に置くだけで、いつもの冒険を一味違ったものにしてくれるでしょう。
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気づくと幽霊になってしまっていた主人公は自分が誰なのか?どうして幽霊なのか?探ろうとします。だけど、彼女は幽霊だから一筋縄ではいかないのです。寄宿学校を舞台に、ミステリー、ファンタジー、ホラー、そして家族の絆まで持ち込まれ、幽霊の謎は解き明かされていきます。読むと幽霊の苦労が味わえます。
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魔法!魔法!魔法! ダイアナ・ウィン・ジョーンズ短編集
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ(作) , 野口 絵美(訳) , 佐竹 美保(絵)
ジョーンズが描く不思議な物語が18編も詰まった短編集です。猫とファンタジー、作家とSF、ロボットとコメディといった具合にジャンルも主人公もてんでばらばら。ですがユーモアや人間描写、なにより魔法の世界は長編にも劣らぬ魅力があります。長くても50ページほどなので、気軽に魔法の世界を覗くことができます。
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別の世界からやってきた事業家のチェズニー氏により、すっかり観光地化したダークホルム。魔術師ダークは、観光の目玉である闇の君に任命されてしまいます。無理難題だらけの業務に次々と降りかかる危機。観光会を追い出したい味方の暗躍も加わり、事態は思わぬ方向へ・・・。異世界での冒険、その裏側を想像させてくれる一冊です。
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ふとした違和感から、自分に二つの記憶があることに気づいたポーリィ。もう一つの記憶では、9年前に忍びこんだお葬式でリンさんという男と仲良くなっていたのです。記憶の謎をひも解くうちに、ポーリィは自分がおそろしい企みの中にいることを知ります。作中に散りばめられた、実在する本も読んでみたくなってくるファンタジーです。
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