ブックキュレーターhonto広報担当 土佐勝彦
知ってましたか?今なお現代に残る差別、部落問題に触れる本
「同和」と言われてもピンとこない人が増えている昨今でも、部落と呼ばれた地域に生活していた人々への結婚や教育、就職差別、居住地域の環境開発に関する解放同盟の利権(同和問題)や反社会的勢力との繋がりが取り沙汰されています。近年「部落差別解消推進法」も施行されましたが、まだまだ根が深い問題です。
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大阪郊外にある松原市更池の「路地」と呼ばれる被差別部落に生まれ育ち、食肉の解体業で暮らしている人々。「金さえあれば差別されない」 という想いで食肉業で成り上がりを目指す一匹狼が、同和利権を独占する解放同盟や極道、共産党と渡り合いながら腕一本でのしあがっていく。こんな世界が日本にあったのかと驚きます。
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バブル期に関西で同和のドンとして君臨した被差別部落出身の男は、銀行ともズブズブの関係で国税や暴力団、芸能人とも幅広く交流し、行政が困っていた開発地の地上げや汚れ仕事を片付けていく。これはある種の必要悪だったと割り切ることもできるかもしれません。当時の関係者として有名俳優や歌手も登場するので驚きも・・・。
ブックキュレーター
honto広報担当 土佐勝彦hontoの広報として、ニュースリリースや取材・イベント対応に従事。家に本がある環境に育ち、小学生の時に読み始めた日本文学全集のおもしろさにはまり乱読を開始する。その後通学・通勤時間を利用して歴史小説やミステリーに凝る傍ら、コミック誌にもくまなく手を伸ばす生活に。現在は暇さえあればコミックを電子書籍で、小説を文庫本でというスタイルで乱読を継続中。登山の友として本を持参するものの疲れて読まずじまいに多々陥る。好きな作家は司馬遼太郎と安部公房。
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