日常に潜む謎を解け！学校が舞台にした珠玉の青春ミステリー

創立100周年を迎えた京都の名門校を舞台にした連作短編の学園ミステリーです。学校に歌い継がれている歌の暗号、修学旅行中に起きた殺人予告、文化祭のパレードの謎、卒業式間際のチェーンメールなど、学校行事で起こるさまざまな事件をサッカー部の克文が級友と一緒に挑んでいきます。想像を膨らませる終わり方が余韻を残します。

「ポチ」と呼ばれる須川くんが一目惚れしたクラスメイトの酉乃初は、レストラン・バー「サンドリヨン」でマジシャンとして活躍していました。学校で起こる不思議な事件を巧みなマジックで解決するのに、人間関係には不器用な酉乃。その理由は過去の出来事にあり、学校のミステリーとともに彼女の秘密にも迫ります。

小・中・高一貫のマンモス校の音楽室に、死んだはずの女性が姿を見せたというウワサが広まってしまいます。そこで学園の理事長は、探偵の資質がある少年・少女たちに事件の解決を依頼します。そして、学校の怪談が意外な方向へ・・・。さまざまな伏線が最後に回収され、すべての謎がズバッと解ける。スッキリ度高めのミステリーライトノベルです。

アニメ化＆実写化もされた大人気「古典部」シリーズの第1弾です。廃部寸前の古典部に入部した折木奉太郎が、個性豊かな古典部メンバーとともに小さな日常の謎を解きつつ、古典部文集「氷菓」の由来、文化祭が「カンヤ祭」と呼ばれる真実に迫っていきます。読み終わるとすぐに、続編『愚者のエンドロール』を手に取りたくなるはずです。

コミカルな作風が特徴の「市立高校」シリーズの第1弾です。「芸術棟にフルートを吹く幽霊が出る」というウワサに困った吹奏楽部部長は、葉山たちに幽霊が出ないことを証明してほしいと頼むのですが・・・。夜の学校を舞台にした幽霊騒ぎの真相に、高校生のにわか探偵団が迫ります。