ブックキュレーターhonto編集員
気負わず、哲学入門!一歩踏み込んで考えることが楽しくなる本
知ることを愛し、求めること。原義はこんなにも単純明快なのに、実際は偏屈、難解など、どこか辛気くさく近寄りがたいイメージが染みついている「哲学」。ここでは硬い入門・解説書ではなく、知的で滑稽な冒険物語、思わずクスッとしてしまう絵本、悩んだときの処方箋になるエッセイなど、しがない日常から一歩踏み出したくなる本を紹介します。
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「子どもの疑問こそ哲学だ」という前提のもと、「存在」や「悪」など哲学の重大なテーマを平易な言葉で掘り下げています。他人と毛虫と冷蔵庫と太陽はどれも似たりよったりで自分だけが違う、それなのにどうして「生物」「人間」として分けられたり、一緒にされたりするのか?こんな問いをごまかしたくなった大人の方、ぜひご一読ください。
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このあとどうしちゃおう
ヨシタケシンスケ(著)
亡くなったおじいちゃんが残した一冊のノート。そこには、何に生まれ変わりたいか、天国にどんな神様がいてほしいか、意地悪なアイツがいきそうな地獄図などが、いたずら心あふれる絵と文字で描かれています。思わずクスッとしてしまうおじいちゃんのアイデアには、楽しく生きるヒントが満載です。
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中島敦全集 2
中島 敦(著)
本書のイチオシはコミカルな哲学小説『わが西遊記』の一編「悟浄出世」。疑い深く心が弱い悟浄が、世界とは?我とは?と妖怪に問い歩き、三蔵法師に出会うまでの物語です。幻術を司る魚人、我が子を食べながら隣人愛を説く妖怪など、マジメに問う悟浄とマジメにふざける妖怪たちの問答が痛快です。
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