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最強タッグ!?村上春樹&安西水丸が生み出したゆる~いエッセイ
ナルシシズムが強くて気取っている、と思われがちな村上春樹の小説。その真偽はさておき彼のエッセイには、日常に潜むちょっとしたおもしろいことや幸せを見つける独特なユーモアが垣間見ることができます。そんな肩の力の抜けた文章に、安西水丸の実に味わい深い挿絵が加わった、クセになる「ゆる~い」エッセイを紹介します。
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豆腐やビール、引越しやよく失くす電車の切符についての小話、ビーフ・カツレツへのこだわりや旅行先で映画を見ることについてなど、くすっと笑えて元気がもらえる96編のエッセイを収録した一冊です。「村上朝日堂」はシリーズ化されており、どれも期待を裏切らないおもしろさがあります。
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モンゴル草原、北米横断、メキシコ、無人島、震災後の神戸、讃岐などを旅した模様が綴られた紀行文集です。安西水丸も同行した「讃岐・超ディープうどん紀行」では、讃岐出身者のうどん自慢を聞いて「まあ、食べに行くか」と軽い気持ちで現地へ赴いた村上春樹が、地元のディープなうどんの魅力へのめり込んでいきます。
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午後のレストランで本を読むことの心地よさ、粋な名前のジャズ・クラブについての省察など、『小さくはあるが確固とした幸せのひとつ』を綴ったハートウォーミングなエッセイ25編が収録されています。1編ごとに安西水丸の絵が見開きで載っていて、ゆったり楽しめる大人の絵本のような一冊です。
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もとになった単行本が1987年に刊行された本書は、2人が選んだ7つの工場の訪問記です。「人体標本工場」「CD工場」「カツラ工場」など、当時の工場は現在からすると古く感じられます。だけど、この本では技術的側面ではなく工場の裏側やそこで働く従業員や職人に焦点を当てているため、今読んでも色々と感じることがあるでしょう。
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