ブックキュレーターhonto編集員
あなたのそばにもいるかもしれない?ヒヤリとするけど、どこか懐かしい物語
子どもの頃に聞かされた暗闇の中に潜む妖怪や魑魅魍魎。大人になってから出会うそれらの存在は背筋が寒くなるものもありますが、どこか懐かしく、もの哀しい気持ちを誘います。その場所にずっといて私たちを見つめている恐ろしい存在は、怖がらせるためなのではなく、もしかしたら私たちのことを見守ってくれているのかもしれません。
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高橋真矢はアルバイトで民俗学者・布目准教授の助手となり、現地調査に同行します。調査テーマはなんと「座敷わらし」「天狗」などの物の怪。昔の人の見間違いなどの科学的分析も交えつつ、それでは説明しきれない部分を描きます。現代人には失われつつある、未知なるものを認め、畏れ、共存する大切さを教えてくれます。
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営繕かるかや怪異譚 その1
小野不由美(著)
何度閉めても開いてしまうふすまの影から覗く人のような影。義母だけが聞こえる天井裏の音。古い建物にとりついた「何か」と今の住民が最適な形で住めるよう修繕する「営繕屋」。怪異な存在を拒否せずともに生きるための環境を整えることで、より長く住めるようにするための建物との絆を築いてくれます。そんな「奥庭より」など全6編を収録した怪異譚です。
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江戸の大店、長崎屋の若だんなは体が弱いため、小さなころからお目付け役として妖怪たちがそばについています。そんな若だんなが妖怪たちの力を借りて、江戸に起こる事件を解決していきます。妖怪たちが生き生きと自由気ままに動きまわる様子と、そんな彼らが若だんなを全力で守ろうとする姿にほっこりするお江戸奇想譚です。
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