ブックキュレーターhonto編集員
普通のミステリーは読み飽きた!という方に贈る、思わず唸ってしまう短編集
ベストセラー小説や映画化されたミステリー小説はたくさん読んだけど、なんだか最近物足りなくなってきた・・・と思っている方に向けて、もっと奇妙な世界に引き込んでくれる、一筋縄ではいかない小説を紹介します。ここに紹介する短編集を最後まで読めば、想像を超える展開に思わず唸ってしまうはずです。
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ヴェネツィアの恋人
高野 史緒(著)
ヨーロッパを舞台にした幻想的なSF短編集です。「ガスパリーニ」で描かれているのは、ヴァイオリンの名器に魅了され、しだいに狂ってしまう男の顛末。彼の行きつく先とは・・・。濃厚な文章で綴られている怪奇な物語は、まるで上質な翻訳小説を読んでいるかのよう。格式高い恐怖と興奮を味わってみてください。
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紙魚家崩壊 九つの謎
北村 薫(著)
日常に潜む、ぞっとするようなたくらみを描いた9編を収録した短編集です。平凡な景色が徐々に崩れていく感覚に、ぞっとしながらも読む手が止まりません。特に、「カチカチ山」をミステリー仕立てに解釈した「新釈おとぎばなし」が秀逸です。昔話まで本格ミステリーにしてしまう著者の手腕に驚かされることでしょう。
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