ブックキュレーターhonto編集員
想像力の限界に挑む!壮大な「世界」を描いたSF
SFの魅力は多々あるけれど、多くの人に愛されるのは荒唐無稽な設定に科学で説得力を与えることができるからなのかもしれません。宇宙に飛び出して極限の環境を生き延びる、あるいは電子の海で摩天楼の間を駆け抜ける。そんな世界観は現代の神話とも言えるでしょう。ここでは、そんなジャンルの中でも特に壮大な世界を描いた物語を集めました。
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全人類が石化する奇病によって文明が崩壊。偶然復活した大樹と千空は、3700年後のジャングルに取り残されます。便利な道具も仲間もいない絶望的な状況で、千空は宇宙へ行くという野望を叶えるために科学で人類を再興すると宣言。少年漫画に理論的な科学を取り入れた大人気作です。
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虎よ、虎よ! 新装版
アルフレッド・ベスター(著) , 中田 耕治(訳)
瞬間移動能力「ジョウント」が一般化し、社会規範が中世に逆行した遠未来。輸送船員ガリー・フォイルは、乗船を破壊され宇宙を漂流します。瀕死のガリーに味方の船「ヴォーガ」が現れますが、ガリーを見捨てて去ってしまいます。王道の復讐譚でありながら、あらゆるSFガジェットを詰め込み、世界中に影響を与えた怪作です。
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月の洞窟で発見された真っ赤な宇宙服の死体は、なんと5万年以上前のもの。ここから始まる研究者たちの謎解きは、やがて人類誕生の謎に迫り・・・。100刷を超えて創元SF文庫のオールタイム・ベストとも言われている、小説の楽しみを遺憾なく教えてくれる一冊です。
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恐らくは未来、恐らくは地球。暴走した都市は人類を排除し、無軌道に肥大化。長い黄昏を、1人の旅人が歩き続けます。名は霧亥。目的はネット端末遺伝子を探し出すこと。説明もないまま放り出される異常な世界と、それに説得力を与える巨大な都市の絵。世界から絶賛され、映画化もされたサイバーパンク漫画の金字塔です。
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