読まず嫌いではもったいない！初心者にも読みやすい医療ミステリーの名作

がんと診断され、余命わずかとされた患者たちは、いずれも高額の保険に加入していました。保険金を受け取った後に、なぜか完治するがん。生死をかけた巨額の保険金詐欺なのか・・・？がんが消えた理由と、その背景にある過去の悲しい事件。真相が明らかになった直後に起こる大どんでん返しは衝撃の一言！です。

難易度が極めて高い、拡張型心筋症へのバチスタ手術に挑む「チーム・バチスタ」。成功したはずのバチスタ手術後、なぜか患者が立て続けに亡くなってしまいます。チームの中に犯人が・・・？初心者にもサクサク読めて、最後には驚きが待ち受けている医療ミステリーの傑作です。

冒頭から緊迫した場面が続きます。舞台は深夜の病院。当直中の主人公の前に、突然ピエロの仮面を被った男が現れます。しかも傍には頭を撃ち抜かれた女性の姿が。男の目的と、病院が抱える秘密とは？時折出てくる専門用語が、医療現場のリアリティを感じさせます。病院を知り尽くした現役医師ならではの本格医療ミステリーです。

心不全の新しい治療法を開発した、心臓血管外科医の香村。画期的と思われたその治療法は、術後に心臓が「破裂」する恐ろしい副作用があることがわかります。研究を一時中断しようとする医師と、高齢化社会の解決のために「破裂」を利用しようとする厚生労働省の官僚。2人の対決と、衝撃のラストに本を持つ手が震えることでしょう。

神戸で教師一家4人殺害事件が発生。メールで一家を殺害したと自白したのは中学二年生でした。しかし特殊能力を持つ医師・為瀬英介が彼女を診察したところ、犯人ではないと断言。真犯人と、事件の背後にいる黒幕は誰なのか？時間が経つのも忘れて、物語の世界に引き込まれてしまうミステリーです。