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綺麗な花には棘がある!したたかで魅力的な女性が登場する桜庭一樹の小説
桜庭一樹の小説には、社会から少しはみ出した人間の孤独としたたかさが描かれています。そんな彼女が手掛けた、美しいだけではない、どこか恐ろしくもある種の強さを持った女性が登場する小説を集めました。ここに登場する魅力的な女性たちは、私たちにさまざまな疑問を抱かせ、しぶとく生きることの大切さを教えてくれます。
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酒癖の悪い養父と愚痴ばかりの母を持ち、家庭で息苦しさを覚えていた女子中学生・葵が、養父の殺害計画を立てるところから始まる物語です。家庭環境の歪みがいかに子どもに影響を与えるのか、ということを考えさせられます。中学生の少女には大きすぎる決断をくださなければいけない場面が次々に訪れるため、一気に読み切ってしまうでしょう。
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逃亡生活を送る母・マコとその娘・コマコ。彼女の5歳から34歳までを描いた成長物語。母と子の呪いのような関係と、母と一心同体の存在であった少女がひとりの女性になっていく過程が描かれています。独り立ちをしていく時に誰もが感じる寂しさや孤独を、鮮やかに思い出させてくれる小説です。
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