ブックキュレーターhonto編集員
果敢なチャレンジを見届けたい!超能力を取り入れた本格ミステリー
超能力を使った完全犯罪を夢想したことは、誰にでもあるはずです。念動力で施錠すれば密室が、瞬間移動で移動すればアリバイが作り放題。超能力はミステリーのロジカルさや公平さを壊してしまう可能性がありますが、そこに果敢にチャレンジした小説を紹介します。超能力と本格ミステリーの絶妙なコラボをお楽しみください。
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幾度もループする時間、そこで必ず殺される祖父。孫である主人公の少年は祖父の死を阻止するためにあの手この手で奮闘します。語りが軽妙でユーモアにあふれているので読みやすく、タイムトラベルものと本格ミステリーが見事に融合した、著者が得意とするSFミステリーの傑作です。
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聞いた音が色彩を伴って「見える」という不思議な能力を持った探偵が主人公で、その能力を駆使して連続殺人犯を追います。誰が犯人かということよりもなぜ殺したかという動機に主眼を置いていて、その着地は見事で、きちんと本格ミステリーの体裁が取られている小説です。第43回メフィスト賞を受賞しました。
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