ブックキュレーター小説家 伊兼源太郎
食わず嫌いはもったいない!とにかく味見して欲しいジャンルの五冊
ハードボイルド、海外文学、戦争文学、ノンフィクション――。ハードルが高そうで、日頃はなかなか手が伸びない分野でも、時間のとりやすい長期休暇なら気軽に試せるはず。一歩踏み込めば、あなたの世界が広がることは間違いありません。ようこそ、脳と感情を揺さぶる読書体験へ。
- 80
- お気に入り
- 6660
- 閲覧数
-
傑作。この一言に尽きます。「怖そう」「バイオレンス」「血も涙もない」「格好つけている」というイメージを持たれがちなハードボイルド。でも、私は「本当のやさしさ」を描くジャンルだと思います。本作でも随所で登場人物たちの「やさしさ」が滲み出ていて、惚れ惚れします。
-
それでもボクは会議で闘う ドキュメント刑事司法改革
周防 正行(著)
法務省の法制審議会の委員に選ばれた映画監督の著者が、司法制度改革を巡る会議の様子を綴っています。現在、各メディアが折々報じているように「取調べの可視化」や「日本版『司法取引』」など、改革の取り組みはすでに実行されています。本書読後は、その意味がまた違って見えてくるはずです。
-
話し言葉としては消えた言語を、百年もかけて辞書にする――。皆さんならそこにどんな意味を見出しますか?仕事とは誰のために、何のためにするのでしょう。答えは人それぞれだと思いますが、経済や効率を追い求める現代だからこそ、この途方もない事業の意義がより一層浮き彫りになっています。
ブックキュレーター
小説家 伊兼源太郎小説家。1978年東京都生まれ。上智大学法学部卒業。新聞社勤務などを経て、2013年に『見えざる網』で第33回横溝正史ミステリ大賞を受賞し、デビュー。最新刊は『金庫番の娘』。他の著書に、『事故調』『外道たちの餞別』『密告はうたう』『地検のS』『巨悪』がある。
ブックツリーとは?
ブックツリーは、本に精通したブックキュレーターが独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの"関心・興味"や"気分"に沿って紹介するサービスです。
会員登録を行い、丸善・ジュンク堂・文教堂を含む提携書店やhontoでの購入、ほしい本・Myブックツリーに追加等を行うことで、思いがけない本が次々と提案されます。
Facebook、Twitterから人気・話題のブックツリーをチェックしませんか?
テーマ募集中!
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを募集中です。あなたのリクエスト通りのブックツリーが現れるかも?
テーマ応募フォーム
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを入力してください。
ご応募ありがとうございました。
このテーマにおける、あなたの”6冊目の本”は?
※投稿された内容は、このページの「みんなのコメント」に掲載されます。
コメントを入力するにはログインが必要です