ブックキュレーターhonto編集員
30代独身女子。結婚について改めて冷静に考えさせてくれる本
令和の時代になっても、30代独身女子に対する「結婚しないの?」「いい人いないの?」といったプレッシャーは弱まる気配はありません。テレビをつけても婚活に奔走する女子の姿を面白おかしく追っかけているし・・・。でも、そもそも結婚ってなんなのでしょう。結婚について冷静に考えさせてくれる、そんな本を揃えました。
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岡村靖幸 結婚への道 迷宮編
岡村 靖幸(著)
雑誌の人気連載をまとめた書籍の第2弾。独身のミュージシャン・岡村靖幸が、結婚して幸せな人、離婚した人、結婚・離婚を繰り返している人など38人に「結婚とは何か?」と問いかけます。応えるのは、桃井かおりから、Chara、蒼井優まで、そうそうたる顔ぶれ。既存の結婚という概念がぐらぐら揺さぶられます。
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世の中にはびこる結婚についての幻想を、あらゆるデータを使って打ち砕きます。『結婚は伝統なんだから、尊重するのは当然じゃないか』(幻想)、『結婚の伝統はたかだか100年で、なお変化し続けています』(反撃)といった具合。幻想に振り回されず、本質的な問題を考えようと説きます。
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日本では未婚女性の3割が専業主婦になりたいと望んでいるそうです。一方で、女性の幸福度を世界各国で比較すると、日本の専業主婦は自分のことをあまり幸福だと思っていません。60歳まで働けば2億円以上得られた収入をドブに捨てることになる専業主婦なんて、何一ついいことはない、と著者は主張しています。
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神様のボート
江国 香織(著)
結婚したばかりなのに別の既婚男性を好きになって妊娠した主人公・葉子と生まれてきた草子。必ず戻って来ると言ったパパの言葉を信じる葉子は、パパ以外のものになじめないから同じ土地では暮らせない、と草子を連れて放浪の旅に出て・・・。こんな一途な恋ができれば、結婚なんて制度は不要でしょう。
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わたしたちは銀のフォークと薬を手にして
島本理生(著)
『三十代って中途半端だよね』『どうして人生には、結婚以外の正解が用意されていないのだろう』異性との関係にもがき、悩み続ける30代女子の物語。『まったくの赤の他人と、共に生きることは難しいです。それでも人と人が出会うのは、やっぱり素晴らしいことだと思います』とあとがきで語る著者の言葉が胸に沁みます。
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