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私はどこから来たのだろう?ルーツ探しをテーマにした本
自分のルーツに興味を抱いたことがある方は多いでしょう。自分史に関する本や先祖の生涯を知るテレビ番組などが人気を集める影響もあって、自分のルーツが気になってきた・・・なんてパターンもあるはずです。ここにセレクトしたのは、自分のルーツ探しをテーマにした本。これらの本を手に取り、自らのルーツに思いを馳せてみてください。
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オオカミの護符
小倉 美惠子(著)
著者の実家からオオカミを描いた護符が見つかったことから、その正体を求めて関東一円を巡るノンフィクションです。民俗学的な内容の濃い本ですが、この旅は著者の先祖はもちろん、日本人の信仰のルーツをたどる旅でもあります。謎の「護符」を巡って展開されるスリリングな旅を、あなたもぜひ体験してください。
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直木賞作家・山口瞳が自らの出生の秘密について綴った長編小説です。語り手の「私」は、両親が結婚式を挙げた際の写真がアルバムに収蔵されていないことに疑問を持ちます。そして私は、その謎を解くため親戚や知人宅を訪ねてその秘密に迫ります。著者の亡き母への愛が全編から感じられる傑作です。
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話の始まりは、著者の住むアパートが縄文時代の遺跡に指定されていたことにありました。その詳細を調べる過程において、著者は偶然にも自らの先祖に興味を持ち、そのルーツ探しの調査をスタートさせます。著者の人柄がにじみ出るようなユーモラスな文章にも注目してください。エッセイ感覚ですいすいと読み進められるノンフィクションです。
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中国残留孤児の父を持つ著者が、その生涯をたどるノンフィクション。本書で印象的なのは、父のルーツを探ることによって、中国と日本に横たわる歴史や戦争に向き合うことになる著者のまなざしです。戦争の時代が遠くに感じられる現代ですが、当時は誰しも戦争の当事者だったことを強く意識させられます。
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