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不安でぞわぞわが止まらない!はじめての今村夏子
どこにでもいそうな、誰かの話が書かれているのが今村夏子の小説です。登場人物に取り立てて悪い人は出てこないし、特別大きな事件が起こるわけでもありません。けれど、何かがおかしい。何かが決定的にずれている。ページをめくるにつれて、不安で止まらなくなるゾワゾワ感・・・。はじめて今村夏子の小説を読む人に、その代表作を紹介します。
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町で噂の「むらさきのスカートの女」と友だちになりたい私。声をかけるタイミングをうかがって彼女の様子を見守りますが、その方法はまるでストーカーのよう。私がむらさきのスカートの女に肩入れすればするほど、何かが少しずつずれていき、何か悪いことが起こるような予感にぞわぞわが止まらなくなります。
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パン屋を営む父と私は商店街のつまはじき者。しかしある日、ある女性にサンドイッチをあげたことをきっかけに、店は繁盛し始めます。その女性と仲良くなりたい、商店街で居場所を見つけたいと奮闘する私。けれど、がんばる私のがんばり方はやはりどこかずれていて、危うさや悪い予感を感じずにいられません。
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