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日常と幻想が融合する文学!日本人作家によるマジックリアリズム小説
ラテンアメリカ文学には、ガルシア=マルケスの作品に代表される、非日常なものを日常として描く芸術手法「マジックリアリズム」を取り入れた小説が多く見られます。そして日本にも、その自由で幻想的な手法を取り入れた小説が数多く存在しています。読んでいるといつの間にか、時間や想像力を軽々と飛び越えるその不思議な世界観の虜になるでしょう。
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マシアス・ギリの失脚
池沢 夏樹(著)
南洋の島国で、使い走りから大統領にまで上りつめたマシアス・ギリ。ところが、日本からの慰霊団47人を乗せたバスが忽然と消えた事件をきっかけに、その栄華は少しずつほころび始め・・・。人々の営みが自然や土地の力に飲み込まれていくさまを描いた、日本のマジックリアリズム小説の名手・池澤夏樹による美しい物語です。
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戦時中に小学生を襲った集団昏睡事件、そして現代の東京で起こった殺人事件。まるで無関係の出来事を繋ぐのは、15歳の少年・カフカと、猫と会話ができる老人・ナカタさんでした。2人はそれぞれ導かれるように、海を渡り四国へ向かいます。神秘的な土地で、幻想的な冒険を乗り越えた2人の旅の行く先に、胸を打たれます。
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