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この世界を見る目が変わるかも!?異星文明に触れるハードSFの傑作
宇宙人とのファーストコンタクト。奔放な想像力に科学的考証も加えて綿密に作り込まれた世界観のハードSFには、異星文明の疑似体験を通して今いる世界を見る目が変わってくるような不思議な読後感があります。ここでは地球外知性体の登場するハードSFの数ある傑作の中から、英語圏の名作や中国系作家の力作を紹介します。
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重力への挑戦 新版
ハル・クレメント(著),井上勇(訳)
20世紀SFの名作に必ずと言っていいほど取り上げられる古典です。ストーリーは、最大で地球700倍の重力を持つ惑星メスクリンに落下した無人探査機を、地球人の科学者が体長40センチで36本足のメスクリン星人と協力して回収するという冒険譚。綿密な環境描写と、地球の科学に興味を示す異星人との交流が印象に残ります。
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『2001年宇宙の旅』の原案で有名なアーサー・C・クラークが、異星文明とのファーストコンタクトを描いた作品です。22世紀の太陽系に突然飛来した全長50kmの円筒形の無人船「ラーマ」を、地球の調査隊が刻々と迫る時間と戦いながら探検するというサスペンス。壮大なスケールと次々に明かされる細部に引き込まれます。
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地球外知性体とのファーストコンタクトを軸に、人間の人格と意識の本質を問う哲学色の強いハードSFです。脳の半分を切除された「統合者」である主人公をはじめ、吸血鬼に率いられる異星人調査隊のメンバーは特異な性格の変わり者だらけ。巻末に収録された著者解説とテッド・チャンの書き下ろし解説で理解が深まります。
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