ブックキュレーターhonto編集員
海を愛し船とともに生きる船乗りたちの、ロマンあふれる物語
地球の総面積の70%を占める海。海は昔から未知の世界へのゲートウェイであり、危険と隣り合わせであるだけに、より一層人の心を惹きつけ続けてきました。そんな海を自らの生きる場所に選んだ船乗りたちの、冒険とロマンに満ちた物語を紹介します。果てしなく続く大海原、その心躍る景色とそこに生きる人々の人生をご覧ください。
- 13
- お気に入り
- 2749
- 閲覧数
-
海賊女王 上
皆川 博子(著)
歴史の中の女性たちを独自の視点で見つめ続けてきた著者が、伝説の女海賊の人生を描き切りました。本書はアイルランドに実在した海賊グレイス・オマリーの生涯を題材にした大河小説です。氏族の長の娘として生まれた彼女は、やがて私掠船を率いることに。隣国イングランドとの確執のなか、独立独歩を貫く女海賊の運命を見届けてください。
-
海狼伝 新装版
白石 一郎(著)
海に囲まれた日本では、船は海の向こうの広い世界への憧れそのものでした。本書の主人公・笛太郎も、海と船に憧れる少年です。海賊に捕まってその手先となった笛太郎。彼が航海を通して成長していく姿が、戦国時代の海の風景と海賊たちの暮らしとともに生き生きと描かれます。日本の海洋冒険小説を代表する一冊、と言っても過言ではない名著です。
-
本書のテーマである「レパントの海戦」は歴史上の事実です。国を守るために戦う貴族軍人や海戦を専門とする海の傭兵たち、違う立場の人々が海上で繰り広げる人間ドラマが本書の最大の読みどころ。確かな知識に基づいたリアリティで、地中海制覇を目指すオスマントルコと迎え撃つヨーロッパの国々との激戦に読者を誘います。
-
海のシルクロード 小説 鄭和の大航海記
庄野 英二(作) , 大古 尅己(絵)
今から600年以上昔のこと。ヨーロッパの大航海時代よりも早い時期に、中国からアフリカ東海岸までの大航海を成し遂げた人がいた、と聞いたらきっと驚かれることでしょう。明の廷臣・鄭和は、実在した中国の偉人。周辺国との友好親善を目的に東南アジア、インド、アフリカと巡った彼の驚きの冒険を追体験できる一冊です。
ブックキュレーター
honto編集員ブックツリーとは?
ブックツリーは、本に精通したブックキュレーターが独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの"関心・興味"や"気分"に沿って紹介するサービスです。
会員登録を行い、丸善・ジュンク堂・文教堂を含む提携書店やhontoでの購入、ほしい本・Myブックツリーに追加等を行うことで、思いがけない本が次々と提案されます。
Facebook、Twitterから人気・話題のブックツリーをチェックしませんか?
テーマ募集中!
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを募集中です。あなたのリクエスト通りのブックツリーが現れるかも?
テーマ応募フォーム
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを入力してください。
ご応募ありがとうございました。
このテーマにおける、あなたの”6冊目の本”は?
※投稿された内容は、このページの「みんなのコメント」に掲載されます。
コメントを入力するにはログインが必要です