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「普通」ってなんだろう?偏見を乗り越えて個性を生かす術を教えてくれる本
「自分が普通だと思っていたことが、人にとってはおかしなことだった」。多くの人がそんな経験をしたことがあるはずです。しかしこの感覚の違いは、ときに差別を生みかねません。自分と違う誰かを受け入れ、尊重し合っていくにはどうすればいいのか。黄色人種、障害者、病気、貧困。さまざまな立場での考え方を教えてくれる本を集めました。
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さまざまな人種や経済状況の人たちが混在しているイギリスの中学校。差別や格差から生まれる問題にぶつかっていく息子を、母目線で描いたノンフィクションです。誰もが馴染みのある学校がメインの舞台となっているので、難しいことを考えずに身近な話として楽しめます。
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重度障害者である著者が、「障害」をなくすために社会がどう変わっていくべきかを示唆している本です。障害者にとって生きやすい社会は誰にとっても生きやすい社会になる、と著者は主張しています。「障害」について考えることは、「人間の価値」について考えることでもあるのです。
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全社員の70%以上が知的障がい者というチョーク工場が、どのようにして作られたかをまとめた一冊です。会社、障がい者社員、健常者社員、社員の家族など、あらゆる立場の人の飾らない意見を知ることができます。多角的な視点を得ることで、あなたの周りの人間関係を改善する手掛かりを見つけられるかもしれません。
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わたしたちは銀のフォークと薬を手にして
島本理生(著)
ある病気になったことがきっかけで「普通」の恋愛が難しくなったエンジニアの椎名。彼に惹かれる知世は混乱しながらも、現実と向き合おうと進んでいきます。2人とその周囲を取り巻く家族や友人たちとのやりとりを通して、自分ならどうするだろう?と考えさせられる恋愛小説です。
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