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老いの風景。老いに向き合い、老いと付き合うコツが学べる本
「老い」は誰にでもやってきます。長生きはめでたいことであり、決して悲しむことではありません。といっても、歳を取れば目はかすむ、足腰は弱くなる、物忘れがひどくなるなど、不便なことも増えてきます。では実際、高齢者はどのような風景を見て、何を感じているのでしょうか。老いに向き合い、理解し、備えるための本を紹介します。
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突然の激しい咳で医療機関を受診した著者。ぜんそくの診断を受けたのはともかく、48歳にして肺年齢86歳と告げられショックを受けます。友人や知人も50歳前後で体の変化に見舞われる人が多く、原因追求を決意します。50歳を境に次々と現れる老いを、医学的知見に基づいてユーモラスに語るコミックエッセイです。
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家族への不平不満たっぷりの、7万字におよぶ遺書をしたためた老いた文人。脳卒中の後遺症に立ち向かった、8代将軍吉宗のリハビリ。健脚を生かして江戸近辺の名所旧跡をまわり、冷めた目で世間を批判する老僧。江戸時代の文献から3人の男たちの老いの様子を読み解き、時代を超えた老いの景色を活写した一冊です。
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記憶には、高齢になって衰えるものと衰えないものがあるといいます。本書は、衰えた記憶への対処法、記憶機能の訓練法、認知症の予防法などを解説します。その上で、予防してもいずれ衰えてしまう記憶は高齢者にとってどのような意味を持つのか、衰えた記憶とどのようにすごすのがよいのかを考察します。
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