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次々に起こる心霊現象と不可解な殺人・・・オカルト×ミステリーの世界
ホラーとミステリーは相性が抜群。不可解な状況にオカルト的な要素を加えれば、「心霊現象」のできあがりです。そんな心霊現象を作為あるトリックとするものもあれば、一部実際に起きた心霊現象を取り入れたり、いろいろなパターンや作例があります。ここではオカルト要素満載でありながらロジカルな本格ミステリーを紹介します。
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推理作家・香月と霊媒師・翡翠がコンビを組み、事件を解決していく連作集です。霊媒である翡翠の能力で犯人を突き止め、香月がその証拠を洗い出していきます。話の幕間に連続殺人犯の描写が入り、手に汗握る展開のまま最終話まで読み手を惹きつけ続けます。2019年度のミステリー界を席巻した話題作です。
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榊原が転校してきた3年3組は、呪われた学級。榊原にはクラスにいないはずの「もう1人」が見え、一方でほかのクラスメイトが凄惨な死を遂げ──。長編ではあるものの、ゾクゾクとワクワクに導かれるまま一気読みしてしまうでしょう。ホラーとミステリーの絶妙なコンビネーションを堪能できる、綾辻行人の代表作の一つです。
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降霊会での殺人に怪奇現象の謎、衆人監視下での殺人、予知夢、残留思念・・・などオカルト要素が満載のミステリーに、名探偵・猫丸先輩が挑みます。殺人が起こる物語にもかかわらず、やさしさと味わいのある繊細な文章で、爽やかな読後感をもたらす不思議な一冊です。
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黒死荘の殺人
カーター・ディクスン(著) , 南條 竹則(訳) , 高沢 治(訳)
密室の巨匠ジョン・ディクスン・カーが別名義で発表し初期傑作として名高い本作は、もう一つの得意設定である怪奇趣味が満載。幽霊屋敷で行う降霊会中に発生する密室殺人に、満を持して登場する、ヘンリ・メリヴェール卿。「フーダニット」に「ハウダニット」といった読みどころが盛りだくさんの、ミステリー黄金期の古典的名作です。
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