ブックキュレーターhonto編集員
自分の見ている世界VS他人から見える世界。わかりあう難しさに触れる本
正義、悪、常識、愛情、友情・・・自分の感じていることと、相手が与えてくれるものが噛みあわないとき、どうにかその差を埋めようとするのが人の常。だけど、結果的に溝が大きく残ることもあります。そんなときはあえて、ままならない現実を浮き彫りにする物語を読んでみてください。胸に大きな課題を残しつつも、思考を諦めない力を与えてくれるはずです。
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「死神」と呼ばれている西村さんにグイグイ近づいていく、転校生の高田くん。小学生同士、無垢だからこそ残酷で、無知だからこそ素直でまっすぐ。視点が違えばまったく別の世界が広がります。高田くんの存在がうれしくても戸惑いを隠せず、臆病になりがちな西村さんの姿には現実味があり、深く考えさせられるコミックです。
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ゲイであることを隠している高校生の純。腐女子であることを純に知られてしまったクラスメイトの三浦さん。異性として好意を持ってくれた三浦さんの告白を、純は受け入れますが・・・。お互い生きにくさを感じているのに、その出発点から絶対的に同じにはならない2人の心、周囲との深い溝。切なく痛く余韻を残す一冊です。
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