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透明になったら何をしたい!?透明人間を描いたストーリー
1897年に発表されたH・G・ウエルズの傑作SF『透明人間』は、透明人間というとても魅力的なキャラクターを生み出しました。「透明になったら何をする?」という妄想は誰しも一度はしたことがあるはず。ただし、透明人間になるとさまざまな困難が待ち受けているようで・・・。そんな透明人間をモチーフにしたSFやミステリーを集めました。
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透明人間 完訳版
H.G.ウェルズ(作) , 雨沢 泰(訳)
さびれたアイピング村にやって来たのは、決して顔を見せない謎の男。宿屋で生活するうちに周囲の男への不信感が高まり、それが頂点に達したとき男は正体をあらわします。この本は児童文学として出版されていますが、大人にとっても読み応え十分。「透明人間」の原典として、また小説としても高く評価されています。
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透明人間の告白 上
H.F.セイント(著) , 高見 浩(訳)
研究所で事故に巻き込まれ、透明人間になってしまった証券アナリストのニックを描いたSFエンタメ小説の傑作です。透明になったら何ができて、何ができず、何に困るかなどをとことん追求し、リアリティを持ってその大変さを描写。情報機関からの追跡を交わし、ニックは反撃することができるのか・・・手に汗握る展開が待っています。
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自他を透明化する能力を持った君待秋ラ。さまざまな特殊能力を持つ者たちを束ねる「日本特別技能振興会」にスカウトされるもそれに背き、戦いの世界に身を投じます。ラノベ風の「異能バトルもの」ですが、透明化の科学的説明や副作用など、著者の得意とする本格ミステリーのロジカルさも感じさせる小説です。
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バラエティ豊かな4編を収録したミステリー短編集です。「透明人間病」という病気がある世界で計画された、透明人間による殺人計画の顛末を倒叙形式で描いた表題作、オタクによる裁判員裁判「六人の熱狂する日本人」、リアル脱出ゲーム中の誘拐劇「第13号船室からの脱出」など、クオリティの高い作品が揃っています。
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