ブックキュレーターhonto編集員
政治を、生活を、そして日本の目指すべき道を、誰よりも考えてきた人々の本
責任を取るとはどういうことか？将来のため本当に必要なのはどんなことなのか？批判や反発を受けながらも、強い意志と実行力で日本を守り、発展させていこうと邁進した首相たちがいました。そんな彼らのリーダーリップは、混乱する今の時代にこそ必要なはずです。そんな首相や官僚たちの奮闘が見て取れる本を揃えました。
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歴代首相物語 増補新版
御厨 貴（編）
初代首相の伊藤博文から安倍晋三まで、歴代の首相を網羅して紹介しています。時代背景や業績はもちろん、それぞれの首相の生い立ちや性格まで詳細に書かれていて、具体的なエピソードを通して、その人柄や人間性にも触れることができます。近現代の日本の教科書としても、物語としても楽しめる良書です。
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情と理 カミソリ後藤田回顧録 上
後藤田 正晴（著） , 御厨 貴（監修）
中曽根内閣の官房長官であり、歴代の政権にも多大な影響を与えた後藤田正晴が引退後に語った回顧録。「カミソリ」の異名を持つ彼の言葉は常に的を射ており、広く支持されてきました。ロッキード事件など大事件が多発するなか、正義と良識を武器に生き抜いた姿からは政治家としての本質を見ることができます。
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桂太郎 日本政治史上、最高の総理大臣
倉山満（著）
日英同盟を成立させ、日露戦争を勝利に導いた首相・桂太郎の生涯をまとめた一冊です。教養教育を大切にし、批判や反対があっても、日本にとって正しいと思ったことを貫き通す意志の強さと実行力には、目を見張るものがあります。これほどのパワーを持った首相が日本にもいたのだと、改めて感じることができるでしょう。
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田中角栄と彼の秘書であった小長啓一のやりとりをベースにした連載をまとめた一冊。角栄の人を惹きつけるオーラと行動力、さらにその政治手腕は際立っていて、臨場感あふれる数々の舞台裏エピソードの描写に圧倒されます。もし今、彼が外交問題に取り組んだら・・・と思わず考えさせられてしまう一冊です。
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戦後の政治をどこから学べばいいのか悩んだら、ぜひ手にしてほしいのがこのシリーズです。第1巻はGHQによる日本占領から始まり、その厳しい状況下で日本を取り戻すべく戦ってきた吉田茂、池田勇人、佐藤栄作たちの姿が描かれています。歴史の流れや登場人物の行動を、漫画を通して理解することができます。
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