ブックキュレーター翻訳家・ライター 柳澤はるか
「私の幸せって何だっけ?」暮らしを見つめ直すときに読みたい本
昔は幸せに感じたライフスタイルも、自身の変化や社会の変化に伴い、ふと疑問を感じることがあります。仕事やお金や、住む場所のことや社会のこと。まるでこれまで気に入っていた服が、急に体にフィットしなくなったように、ムズムズ、モヤモヤしてしまう・・・。そんなときにお勧めの本を集めました。
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最近の生活は便利で効率的だけど「遊び」の部分や楽しさが減った気がする・・・と感じてこの本を手に取りました。近年キャンプや焚き火がブームになっているのを見ても、人は不便で楽しいことを求めているのではないか?と思ったり。この長いタイトルを読んでちょっとでも気になった方は、ぜひ。
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著者は、25歳から6年間、東京郊外で週2日働き年収100万円以下で暮らす、を実践していた方。他人との比較で充足感を得るのではなくて、自分にとって快適で心地良い暮らしはどんなものか?を1つ1つ真摯に見つめて暮らしを作っていくのが素敵だなと思いました。自分尺度で生き方をデザインするヒントが満載です。
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仕事文脈 vol.16(2020SPRING) 特集東京モヤモヤ2020
仕事文脈編集部(編集)
色んな立場の人から見た「東京モヤモヤ」が語られています。将来住みたい場所や理想の生活を聞いたアンケートの回答集が面白く、「あ、そういう視点もあるんだ!」と思わされます。
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移住した人たちの経緯やキャリアが生い立ちから含めて丁寧に綴られ、それぞれどんな価値基準で住む場所を決め、現在の仕事に至ったのか知ることができます。移住おすすめ! 移住最高! という圧がなく、フラットに書かれているのが良かったです。
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「分かち合い」の経済学
神野 直彦(著)
働き方にモヤモヤしたり将来に不安を感じるのは、個人の選択の問題ではなく政治の問題では?と思ったときにこの本を読みました。日本が「分かち合い」ではなく「奪い合い」の社会になっているのはなぜなのか。なぜ人間らしい暮らしが失われたのか。「分かち合い」を志向するスウェーデンの例を引きながら考えます。
ブックキュレーター
翻訳家・ライター 柳澤はるか1985年生まれ、東京大学文学部言語文化学科卒。20代後半、偶然訪れた北欧の国々にシンパシーを覚えたのをきっかけに北欧の研究をはじめ、現在は、翻訳や執筆、講演などをとおしてフィンランド文化を中心に発信している。訳書に、フィンランドのベストセラーコミック『マッティは今日も憂鬱――フィンランド人の不思議』『マッティ、旅に出る。――やっぱり今日も憂鬱』、フィンランド独特の精神「SISU」と幸せの秘密にせまる実用書『フィンランドの幸せメソッド SISU(シス)』(いずれも方丈社)がある。東京在住、森の暮らしとの2拠点生活を模索中。
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